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断弦 有吉 佐和子 文藝春秋 1976-01 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
芸術院賞を受賞した地唄の名人菊沢寿久の演奏が、ラジオから流れてくる。その声、その三味線を、固唾をのんで聞いている邦枝の目に涙があふれた……。親に背いて二世と結婚し、異郷の地に去っていった娘と、ひたむきに芸の道に精進する父親との、愛と芸の確執を、精神気鋭の筆で描きあげた。著者最初の長編小説である。