地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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宮尾登美子:きのね


きのね (上巻)
宮尾 登美子

4101293104


市川新之助のおじいさん。
…新之助じゃなかった、海老蔵か。
歌舞伎は今まで見たことないし、これからしばらくは見る予定もないわけで
相変わらず全く詳しくありません。
けど、新之・・じゃなかった海老蔵とか団十郎とか松本幸四郎やら中村勘九郎やら
最近はよくテレビで見るので、身近といえば身近か。

しっかし、この系図やら●代目××を襲名、とかほんっとにややこしいのね。
新之助だって、「市川新之助」でテレビに出始めたんならずーっと新之助で出てたらいいのに。
海老蔵になっちゃってさ。そのうち団十郎になるんでしょうし。
ピーターみたいに名前使い分けてくれると助かるんですけど。
市川染五郎にしたって、そのうち松本幸四郎になるんでしょ?
しかも●代目って、普通に年功序列で受け継がれるもんでもないみたいやし。
染五郎と新之助はハトコか。中村獅童ってなんだ?あれは親父が廃業したんだっけ?
「中村」と「市川」っていうのは何軒あるんですか。

…閑話休題。

というわけでややこしい歌舞伎の世界ですが。
この本は11代目の市川団十郎のお話です。
松本家(11代目の実家。ややこしいな、ほんと)時代から
ずーっと身の周りの世話をし続け、
やがて11代目の子供(今の団十郎ね)を産んだ光乃の物語。

これはすごく壮大な片思いのお話だと思う。
影で尽くして尽くして、報われなくても尽くしていたら
やがて振り向いてくれた、という一生。
歌舞伎役者の家であれば、嫁は師匠筋やら後援者やらからもらうのが王道。
11代目も一旦は後援者から嫁にもらったけど、合わずに離縁。
結局、常に側に仕えていた光乃に手を出す。
で、息子(12代目)も生まれて、でも光乃は女中だし、籍は息子だけで…光乃は思っていたけど
11代目は光乃を嫁として入籍します。

この11代目も、最初は病身のせいもあってかわがままだし、
今でいうDV気味だったところもあるけれど、
こういう立場にありながら、光乃を唯一無二の存在と気が付いて
妻とできるところが
大変男前だなぁ、と思いました。

光乃もあまりの報われなさに、何度か家を出ようと試みるけれど
「私がいなかったら坊ちゃんは今夜からどうするんだろう?」と心配で、
やっぱり戻ってきてしまうところが、泣けてしまう。

それにしてもー、本の中の歌舞伎役者の世界では隠し子だろうが何だろうが
男の子だったらそれは「市川家の子」となっていたわけだが
海老蔵にも染五郎にも隠し子いたわよねぇ?
あれはどうなったのー?
染五郎が別れたのは尾上なんちゃらの娘だったっけ。

きぃ。


参考:成田屋HP
本を読んでから見ると、大変おもしろい。
http://www.naritaya.jp/

歌舞伎俳優名鑑
素晴らしきややこしさ(笑)
http://www.actors.or.jp/meikan/index.html




きのね (下巻)
宮尾 登美子

4101293112
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