地味な女子の読書とか映画とか。

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宮尾登美子:東福門院和子の涙


東福門院和子の涙
宮尾 登美子

4062633221



今(2004年秋)フジでやってる「大奥」。
怖いですねー。松下由樹の体型が。あんなに着物似合わない人も久しぶりに見たよ。
(最近の吉永小百合も気になる・・。一日1kmも泳いでるから肩が…)

で、松下由樹扮する春日局に対抗する、
二代目将軍秀忠(渡辺いっけい)の妻、お江与の方。
これは、高島礼子が演じてますね。これもまた怖いよ。一気に極妻じゃん。

このお江与の方、そして彼女の産んだ最後の娘、和子の物語。
ドラマでは今のところ春日局フューチャーしてるけれども
お江与の方も相当な人生を歩んでいらっしゃる。
母親は織田信長の妹、お市の方。姉は淀君。
お江与の方自身も、二度の落城(浅井長政・柴田勝家)を逃げ延びて
更に2回の離婚をしてから秀忠の元に嫁ぐ。

そんなお江与の方の末娘に仕えた「ゆき」の立場から物語は語られる。

和子は、江戸城から天皇家に入内する。
そう、「和宮様御為」の皇女和宮と同じく「公武合体」のため。
(もちろん時代は300年近く遡るけども)
和宮は公家から武家へ、だったけれども、こちらは武家から公家へ。
出来上がってまだ2代目、まだこの先どうなるかわからない徳川幕府と
朝廷との絆を深くしようとの縁組。

しかーし、やっぱりうまくいかない公家と武家。
天皇の周りには常にたくさんの女がはべっていて、ことあるごとに武家側と
対立しようとする。
この構図ってさ、確かに政権を武家にとられた公家の嫌がらせっていうのも
あるかもしれないが、
やっぱり公家の女の嫌らしさっていうのが発端じゃないかと思うよね。
「仲良くしなさいよ、あんたたち」って何度思ったことか。
そして、また嫌がらせが女らしくて、やらしいのよ。
伝言を伝えないとかさ。
今で言ったら「公私混同もはなはだしい!」ってことになるのだろうけど。

当時の天皇っていうのは不可侵(あら…)のものであるのと同時に
朝廷のオンナ達のモノでもあるのだなぁ。
「それが楽しみでお仕えしてんだもの」と堂々と発言した侍従も出てくるし。
そんなアイドル天皇様を武家の女に触れさせてたまるか!ってね。

「まじでやってらんないんですけど?あいつら、まじむかつくし」って現代なら
言える言葉もこの時代、そして、この立場の人間には口にできない。
上の立場に立つ人間は二言をしてはならない。
その一言が周りの人間を動かしてしまう、
そんな教えを守りながら、和子は静かに、そして必死に生きていく。
これを、「昔の女は不自由だった」だけで片付けていいのかなぁ。
私は逆に、今の人間には(いや、私が)我慢が足りないような気もするけど。
ちょっと腹が立ったら「むかつく!」とか平気で言うしね!私!(威張るな)
少しは口閉じろよ、私。

さて、ドラマでは「負け犬から勝ち犬へ」という
サクセスストーリーを歩む春日局ですが
(このテーマももろフジっぽいな)
もちろんそれは一つの側面であり、
他の立場から見ると「身分もわきまえない田舎女」
など、そういう評判もあるのです。
それもまた興味深い。
大奥や朝廷からは評判悪かったみたいですね、春日局。


■追記(050106)
Koroppyの本棚 さんにTBさせていただきましたv
今までTB頂いていたのですが
いやぁなかなか大奥モノを極めていらっしゃる
宮尾登美子 | permalink | comments(3) | trackbacks(2)

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この記事に対するコメント

トラバありがとうございました。
うたぎくさんのおかげで、また一つ素敵な本と出逢えました!

大奥本、探し始めると奥が深いですね。
時代小説は敬遠していたジャンルなので、
全てが新鮮です。

和子の入内に始まり、和宮の降嫁に終わる。
幕府と朝廷は反発しながらも、
公武合体を常に模索していたんだなぁと思いました。

和子は人がよいというか、よく耐え忍びましたよね。
器の大きな女性だなと尊敬します。

>ちょっと腹が立ったら「むかつく!」とか平気で言うしね!
私も言っちゃいます(笑)
KOROPPY | 2005/01/06 1:13 PM
koroppyさんv

コメントありがとうございます。

宮尾さんがそういう女性を選んで書いてんのかもしれないですが
篤姫といい、和子といい
自分の発言や行動に責任を持つというか
慎重な態度を崩さなかったんだなぁと。
それが武家の娘のたしなみだったのかもしれないけど。

そう思うと、もう京都側に腹がたって…(涙

そして口は災いの元だと自分にも言い聞かせる今日この頃…。
うたぎく | 2005/01/06 6:58 PM
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まに。は歴史モノが好きです。 ドラマでいえば、時代劇もスキだし、 映画の紀元前の話や中世もスキ。 日本でも世界でも・・・! NHKの「その時歴史が動いた」とか TBSかな?「世界不思議発見」とかも歴史的な ことを取材する回が特にスキ。 年末になると時代劇を4
歴史モノがスキ!その1 | たべもの@魂 | 2004/10/20 12:09 AM
和子(まさこ)姫にお仕えした"ゆき"が、記憶を辿って語るという形式をとっています。 お祖母さんの昔語りといった口調で、とても優しいです。 ゆきの和子に対する、母のような、時に姉妹のような愛情が、作品全体に満ち溢れています。 家康の孫娘が入内していたとは、
『東福門院和子の涙』 宮尾登美子 | KOROPPYの本棚 | 2005/01/06 1:06 PM
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