地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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宮尾登美子:クレオパトラ



クレオパトラ (上巻)
宮尾 登美子

4101293147


海外文学を読まないのか?というご質問には
「カタカナが苦手なので」と答えます。

いや、ほんとに苦手でさぁ。
海外文学じゃなくって、昔「ロードス島戦記」だっけ?
あれが流行った小学生時代、
好きな男の子に借りたんだけど、5ページで挫折したもんね。
自慢じゃないけどさ。

特に名前がねぇ。せめて英語の名前だったらいいんだけど。
翻訳小説にしても、不必要な修辞が苦手でさ。
素直に××(名前)で書いてくれりゃいいのに
「あの太っちょが」とか書いてるのが苦手。
ハリー・ポッターでもダメ。みんな読めるんだもん。すごいよね。
…そんなことは聞いてないですね。ごめん、黙る。

で、この「クレオパトラ」。
ものすごく躊躇したのよ、買うの。絶対読めないだろうなと思ってさ。
で、でも宮尾さんだし…征服欲というか収集欲というか、
押さえきれなかったアテクシ。
読み始めはやっぱりちょっとキツかった。
カタカナがダメなので、高校も日本史選択だった私。
そりゃあ、世界史気らいの知識は漠然と持っているけれども。
同じ名前だったり名前変えたり、土地名なのか名前なのかわからなくなったり。

でも、やがてクレオパトラが立ち上がってくる。
このクレオパトラは、エジプトの女王、というよりもむしろ綾子だ。
綾子が、もう少し女っぽく、そして金を持ってるってかんじだ。
クレオパトラがエジプトの女王として何をやったのかは知らない。
ただひたすらに二人の男に恋をして、
プライドを傷つけられては立ち上がった、一人の女の物語だ。

国を背負う人間なのか、それともただの男と女なのか
シーザーにしろアントニーにしろ、クレオパトラにしろ、
国放りっぱなしで、恋人のところに入り浸ってるし。
それにころころと参って、相手の言いなりになるし。
国に残した嫁は、旦那奪還するために戦争起こすし。なんて迷惑な人たちなのか。

過剰な宝石、たくさんの薔薇。あちらこちらで香る、香油やお香。
クレオパトラが仕掛ける接待はため息モノだ。

だけど、それは何の効果をもたらしたのか。
クレオパトラのプトレマイオス朝は滅びる。
「だから女はダメなんだ」なんて言いたくはないけどさ。


と、いうわけで「クレオパトラ」が「綾子」になってしまう宮尾マジックで(笑)
かろうじてこの時代のカタカナは慣れました。
塩野七生に挑戦してみようか…。



クレオパトラ (下巻)
宮尾 登美子

4101293155
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