地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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有吉佐和子:三婆

三婆
有吉 佐和子


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昔、一軒の大邸宅に、本妻・妻・小姑の三人が暮らしておりました。
…怖いー。
人の心理的な怖さ、というよりも老いという怖さ。
色々周囲の人間が引くほどの諍いを起こしながら一つの敷地で
暮らしてきた三人の女。
やがて彼女達に老いが忍び寄ったとき…
三人はひっそりと肩を寄せ合って生きるんだ。
自由にならなくなった自分たちの身体や、頭。
金銭的な不自由さ。
そして三人しか自分達にはいない、というあきらめなのか。

短編集なので、この「三婆」以外にも6編入っています。
冒頭の「役者廃業」と最後の「うるし」が良かったなぁ。
景気の良かった男と、そして女と。
「役者廃業」は、ものすごく男前で、役者の才能もあった男。
それをずーっと応援していた女。
ところが男の才能をやっかんだ(?)師匠が地方のどさ廻りを
彼に命じて。
地方から凱旋してきた男には、地方の垢がついてしまって…(失礼な話やなw)
「うるし」は全盛期だった輪島の漆塗りのおっさんの若かりし頃の
素敵な恋の思い出。

後は、「なま酔い」という原爆投下から10数年後の8月6日に
たまたま出張で広島に来てしまった(?)男が
飲み屋で一緒になった男から聞かされる、あの日からの人生。

テイストはばらばらなんだけど、どれもびしっと読ませるなぁ。
この頃、有吉さん、30歳くらいなんだよね。
デビューが25歳。ひゃーー。



ぶろぐらんきんぐー
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有吉佐和子 | permalink | comments(1) | trackbacks(1)

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