地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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酒井順子:負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え
酒井 順子

講談社 2003-10

おすすめ平均 

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震えながら一気に読みました!(26歳 地味OL)
もともとこの本、読む予定はなかったんですが
恋セオリー」の時に書いたように
現在の「モテ道邁進」の出版業界の対極にこの「負け犬」があるそうで…。
そりゃ、読んでみるでしょー…と思っていたのでございます。

で、年末、実家に帰った際、
地元の友人(何故か男ばかり)が、全て結婚したという事実が発覚。
そのうちの何名かは既に子持ち。
ひょー、と思っていたところに追い討ちをかけるように
久しぶりに年賀状を出してみた中学の友人女子より返信が。

「久しぶり。何してるん?わたしはおととし結婚して、
 今月末にはママになります。待ち遠しいです


・・・・。

母さん!暴力です!


 「え?私?関西で地味に働いてるよ。男もいねーし、仕事も飽きたわー。
  なんかいいことないかしらねー?」
  

…なんて言いませんが。うぇぇん。

田舎から見ると、わたくしは完全に負け犬街道まっしぐらでございます。


ま、前置きが相変わらず長いのですが。

読んでみた感想。
※注 この文章の中の「負け犬」「勝ち犬」の定義はこの本に準じます。
   他意はございませんので噛み付かないように。

震えたね!負け犬予備軍としては!
思い当たることばっかりでございますわ!ほほほ!

アマゾンなどを読んでいるとキャンキャン吼えている人たちがいて
大変おもしろいので、覗いてみたらどうよ。


例:「幸せの定義なんか人それぞれなんだから、
   勝ちとか負けとかそういうのおかしい!」

→まず、日本語がおかしいですね。
 「おかしい」や「間違ってる」などとほざくのであれば
 「幸せの定義なんかひとそれぞれ」という枕詞?は変だ。
 その人の定義を平気で断罪してんじゃねえか、と小一時間問い詰めたい。
 
「30代・未婚・子ナシ」3つ揃って負け犬確定なわけですが
 その意味として
 
 30代…(一部を除き)男子に相手にされにくくなる(?)
 未婚… 1回でも男子に「こいつと一生一緒にいる!」という決意を
     抱かせたか否か
 子ナシ・・生物的にリミットが近づいてあせる
     「自分は何も生産してないのではないか・・・」と。
     あと子供に必要とされる自分、というのもアリか。
 
ということがかかれてると思うわけです。
この3つに等しくのしかかるのが
周りからのプレッシャーや、無責任な発言であると。
逆にどれか1個でもそうじゃないことがあるんなら
「負け犬」ではないと思うのよ。
「結婚は?子供は産んでおいた方がいいわよー。子育てって楽しい★」
みたいな発言に
「ほっとけよコラ」と言えない、しかもおうちに帰って小さく沈む
そんな女子達に
「そうなんですー、うち、負け犬なんですわー。ほほほー」
という開き直り?な気持ちでラクになったらどうよ?と
そういう本だと思うわけです。

まぁただのエッセイだと思う。これで社会現象巻き起こし、
議論を誘発しようとなんて
あんまり思ってなかったと思うんだわ。
実際のところ30代独身女性はこんなかんじよってお話で。

きゃんきゃん吼えてる人っていうのは思い当たりすぎて
同属嫌悪になってるか
まともに読んでなかったんじゃないのかなー、と思う。
(子育て=宗教発言のそもそもの出典はSATCだぞ。ちゃんと読め)
あとは、「年収300万」の本に書いてあったとおり
「自分が負けるとは絶対に人は思わない」ってことだろうなぁ。
わたしは独身で30代だけど自分を負け犬と思わない!とかさ。
いや、思わないんだったら思わないで自由だと思うんだけどね。
「あなたは負け」って言われることに、ものすごい抵抗覚える気持ちは
わかるんだけどね。

確かにずーっと一人暮らししてたり、自分のお金を持っていると
その世界が崩れるのがイヤで、婚期が遅れるってことはあるだろうな。
それは男子も一緒だと思うけど。
わたくしなんかは一人に慣れちゃって、長期間付き合う男女ってだけでも
驚きの対象であるわけだが(それもどうかと)

恋愛観も妙に真面目に、ロマンティックになっていく。
わたしなんかもさー、
年とった分だけ、一応見聞は広がるから
人の話に理解は示すけど、同意はしないこと多くなったもんなぁ。

もちろん、「ただのエッセイ」なので、
「負け犬女性」のタイプ分類が小金持ちの都会に住む女性ってところは
突っ込まれる余地があるのかな。
でも、あげられた「負け犬の習性」に関しては
都会だろうが田舎だろうが、どこかしら当てはまると思う。

「負け犬」vs「モテ女」という図式は当てはまらないこともわかった。
確かに「モテ女」でも、30代独身子ナシであればこの本の中では「負け犬」だ。
逆に「勝ち犬」というのは堅実な人生(?)を歩めばいいわけで
一人の男をがっちり捕まえたなら、別に「恋上手」になる必要はないもんねぇ。
おもしろそうなモノばかりを追いかけていると、
どんどん負け犬になっていくんだなぁ。
それは、恋であったり、旅行であったり、その他の趣味であったり。
だけどその楽しいこと(命かけてるようなもんはさておき)と
結婚→出産、ということを天秤にかけたとき
結婚→出産の方が、上なんじゃないか。
私が楽しい、なんて思うことは彼女達にとってはどうでもいいことなのかも。
そういう思いに心の中では震えてんのが「負け犬」なのかもしれない。

一つ、ものすごい発見があったのは
自分が子供を産まないと、親は老人になれないということ。
例え80過ぎても敬老ではなく、父の日、母の日になっちゃうんだなぁ。
うちはだんだんこの線が濃厚になってきたけど!

これから、わたしがどうなるかわからないけどさ。
わたしなんて田舎帰ったら、確実に負け犬だもんねぇ…。
ま、逆バージョン書いてもおもしろいかもねぇ。
そのときにどれだけの議論がでるかも興味ある。

さて、一番上のコピーが、「せかちゅー」の柴崎コウのぱくりだと
気づいてくれる人はどんだけいるのか・・



ランキングご協力ありがとう★
もう一声!お願いしますぅ。
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この記事に対するコメント

待ってましたー!負け犬の遠吠え。
実は、私も去年、流行ったし去年のうちによんでおこーって思いながら、途中でやめてしまったのだが。
私も、親は老人になれない!ッていうのと、孫無し家族で食事に行った時、周りに漂うグレーの雰囲気に食卓が暗くなった・・・っていう話を読んでいて、確かに将来の日本の縮図かも・・・と思ってしまいました。
負け犬予備軍としては、思い当たる節がありすぎたのか、初めのほうは「こんなの嘘だよ!」なんて心の中で毒つきながら読んでたけどさ・・・。(確かにバブリーな時代を経験して無いから・・・)
だれがどうみても、この本通りにいったら負け犬(予備軍)なのよね。
achaco | 2005/01/14 3:04 PM
わたしも
・どんどん生真面目になっていく
・羞恥心
のふたつが激しく思い当たりました。
ボケと突っ込みやったら
「突っ込み型」の方が負け犬に近いのかなーとか。
わたしも他人に突っ込んでいる場合じゃないよw
うたぎく | 2005/01/17 10:58 AM
こんばんわー。

どっちの組もいや〜
(ピーターパン症候群。笑。)
とか言いながら気づいたら
酒井さんのいう「負組」にいると思われます。あたし。

恋のセオリーつながりで・・・
(無理やり)
見たよ!!
ちょうちょうさんのサイト!

おそろしいけど、うらやましい〜。
makiron | 2005/01/17 10:51 PM
まきちゃん★

わはは、ピーターパン!

あ、まきちゃんもご覧になった?
ねー、ちょっとビクビクしてんの。私。
うたぎく | 2005/01/18 12:28 PM
いかん、わし、イヤ汁だしまくりだ。
転勤をダシにして各方面「街道をゆく」状態。
しかも落語も歌舞伎も独りで観にいくぞ〜。
オス負け犬への道まっしぐら!!
前・京都 | 2006/12/17 8:10 PM
>転勤をダシにして各方面「街道をゆく」状態。



オス負け犬っていうのもいるよね・・・
でも男の場合は負け=未婚ってわけじゃないやんか。
君の場合は出世しているので
男の世界(仕事か?)だと勝ち犬である。多分。


これを書いたのって2年近く前で
その当時と今ではまた感覚が違うだろうなぁ。
今この本読んだら
「キイイ」って燃やしてしまいそうな気もする。
ううう、こわいなぁ。
うたぎく | 2006/12/17 11:31 PM
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30代独身でいる人が周囲にもたくさんいます。以前は30代独身というと負け組みなどと呼ばれたり、男性だと出世に影響したりしたようですけれど、今は個々のライフスタイルも様変わりしてきましたので、30代独身でも後ろめたいようなことはないようです。逆に既婚者の人が
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