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松本清張:点と線

点と線
松本 清張

新潮社 1971-05

おすすめ平均

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松本清張、といえばこの本!というくらい有名な本・・・らしいですな。これ。
で、一読して思った。
電車好きにはたまんないのかもしれない。
日本という国は(大きく出たが)何故か鉄道好きが多いと思う。
移動手段は、車やバスや飛行機なんかもあるのに。
何故か鉄道。
wikipediaを見てても、妙に鉄道のページは充実しているしなぁ。
何故だ。何故そんなに君たちの心をくすぐる?・・・いや、追求する気はないんだけど・・・。
例えば、モノとしての鉄道(車両に詳しいとか)、
移動手段としての鉄道(18切符なんかで放浪する人?)もいるが
MIXIの「脳内旅行研究会」なるコミュニティでは
どうやら時刻表だけで脳内旅行をするんだそうな。
すげぇ。

で、この本は、その時刻表を使った犯罪を推理する。
何時何分の特急に乗れば何時何分に此処にいることが可能・・・とかさ。
あぁ昔の本なんだ、と思うのは
移動手段が新幹線じゃないこと。
新幹線が開通する前だから。
全部、特急。
東京から博多に行くのも、北海道に行くのも特急。
夜行列車

この夜行寝台(ブルートレイン)ってなつかしいなー。
最後に乗ったのって8年前だ。
わたしも、マニアではないけど電車に乗ったり、路線図見たりするのは好きだ。
「あー、名古屋には新幹線・JR普通・高速バスでは行ったけど近鉄で行ってないな」とかさ。
乗ったことのない路線に乗るとうきうきするし。
ま、これは高速道路でもそうだから
交通手段が自家用車オンリーの田舎モノの性なのかもしれません。
小さい時に、夏休み、ブルートレインに乗って東京の祖母の家に行くのよ。
で、あの向かいのベッドに同い年くらいの子がいて仲良くなったけど
その子は、まだ暗くて寝ている時間に静岡で降りちゃったり。
ヒッピーみたいな兄ちゃんがギター弾いてんのを子供心に怯えたり。
こっちはラジオ体操さぼってんのに、
車窓からラジオ体操やってるのが見えて
行ったこともない土地の子供でも当たり前にラジオ体操している事実に感動したり。

・・・って全然本編に関係ないこと書いてんだけど。
なんでかって言ったら、この本に出てくる
特急「あさかぜ」というのが3月1日に廃止されたらしいので。
なんとタイムリーな・・・と思ってさぁ。
ついつい語りを入れちゃったわけよ。

内容的にはまぁ時代もあるので、ねぇ。
ただ、時刻表見ることが楽しいという人の考え方を知ることができ(笑)
これは、刑事に対する憧れ?ロマン?みたいなのがある本だなぁと思った。
刑事が出てくる本やテレビを見るたびに思うけどね・・・。うふ。(黒



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この記事に対するコメント

小学生うたぎくちゃんのブルートレイン物語、いいわぁ・・☆ 幼い頃の感性の鋭さを細かいところまでちゃんと記憶しているってすごい!それに感動。

夫(決して鉄道マニアではないんだけど)が仕事関係のおつきあいで、JRの時刻表検定試験(マニアックだよね)というのを受けてたよ。時刻表持込OKで、答えは全て時刻表に書いてあることらしいんだけど、素人ではかなり難しいらしい。
どこどこ駅弁の値段はいくら?とか、結構面白い問題(笑)。色々知れば旅も面白くなるのかもね。
透子 | 2005/03/05 7:59 PM
透子さん★

なんだその試験!興味深いわー。
受けないけど(笑)試験問題を見てみたいー
駅弁の値段、とか。
何の役にたつのか…。素敵すぎるー。

うたぎく | 2005/03/06 2:30 PM
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松本清張「点と線」を読了。 昭和32年の作品なのに,まったく色あせない。「東京か
タイトルがかっこいいよな | 超個人的読書記録 | 2005/03/06 2:45 AM
松本清張の、推理小説デビュー作『点と線』を読みました。やぁ面白いという噂を聞いたことはあったのですが、ゃっぱり面白かったです。骨太な小説というのか。 しっかりしていて、華麗さとかそういうものはないけど、こつこつと推理を組み立てていく面白さが感じられま
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