地味な女子の読書とか映画とか。

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瀬戸内晴美編:恋と芸術への情念―人物近代女性史

恋と芸術への情念―人物近代女性史
4061844601瀬戸内 晴美


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絶版なんだよ。どう思う?
この「人物近代女性史」シリーズ、これで2冊目なんだけどさ、
8冊あるんだよね。全部で。
たくさんの作家さんが、それぞれのテーマで頑張った近代の女性をとりあげて、
それを寂聴さんが監修して、というシリーズ。
これねぇ、すごくいいと思うんだよね。
もちろん作家さんによっては内容に偏りや、文章にクセがあったりするけど。
それを上回る何かがあると思う…んだが。
絶版なんだよーう。ちまちま集めてんだよーう。
これは、女子高生あたりに好きなテーマ選んで
課題図書にするべきだと思うの!!(27歳女子の主張)

ま、それはさておきこの本に取り上げられた女性は
松井須磨子
◆三浦環
柳原白蓮
◆長谷川時雨
◆高村智恵子
◆藤陰静樹
◆原阿佐緒
の7人。

須磨子白蓮はさておき、
興味深いのは、三浦環。
もう歌以外考えられないから、それ以外に関しては天然。
好きな男から「歌と俺とどっちとるんだ!」と聞かれても
そもそも男と歌が並列にないのね。
だから歌をとっちゃうんだけど。(男側からみればね)
当時、ここまでワールドワイドな活躍をした日本人っていなかった。
今でもいるかどうかは?だけど。
いたとしても、ここまでセンセーショナルじゃないよなぁ。
世界中を飛び回っていく環は本当に格好いい。
旦那は日本に放り出してるんだけど。
結局旦那さんの最期にも日本に帰らなくて、
その後、帰国したときに、旦那さんの墓石抱いて唄うの。

そして長谷川時雨は
今まで読んできた明治・大正の話の中で絶対出てきた人。
だけど彼女独自の話ではなくて、とおりすがりってかんじに
顔を出してきた。
ものすごいいい女!という触れ込み?だったので
かなり興味を持っていたのですが…
この文章を書いた人の個人的な思いが入りすぎてイマイチ。
だけど、旦那さんと二人で贅沢しても使いきれないほどお金稼いだから
雑誌作りましょ!って考え方なんかすごく格好いいなぁ。

高村智恵子は、あの「智恵子抄」の智恵子。
最初の頃は青鞜にいて、表紙の絵なんかを書いていたんだねぇ。
そこから光太郎に出会い、恋に落ちて結婚。
で、やがて壊れていって…
というところなんだけど、イマイチ智恵子には思い入れもないので(笑)
へえ…といったところでしょうか。

原阿佐緒は全然知らなかったんだけど、
この本に載っている女性の写真の中で一番別嬪さん、というか
現代受けしそうな顔だなぁと思う。
お人形さんみたいだ。
まぁモノクロでここまでの顔ってことは
かなり化粧が濃かったんだと思うけど・・

藤陰静樹も全然知らなかったけど
芸者で、永井荷風の奥さんだった人で、
やがて独立して、日本舞踊の一派を作った人。
堅い業界の中で、次々と新しい試みをしていく。
彼女の人生もこりゃまた格好いい。
いさぎよい、というか、ぴしっとした生き方だなぁと思う。
踊りに全く詳しくないので、あほみたいな感想だけど。涙。

この本に出てくる何人かは、本当に自分の才能を力いっぱい使って
のびのび生きてるんだなぁと思う。
もちろん、当時の時勢柄今よりも障害も多かっただろうけど
この本の中では(書き手次第だけど)そういうのが微塵も感じられない。
そこが惚れ惚れするよなぁ。


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