地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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瀬戸内晴美:美女伝

美女伝
4087506347瀬戸内 晴美


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昔の寂聴さんって、今の林真理子のポジションなのかもしれないなぁ
…と思ってみたり。
ものすごい量の小説も書いてるし、さ。
美人&フェロモンが作り出す愛欲モノが好きみたいだし。笑

それはさておき、この本に出てくるのは
・光明皇后
・だっ妃(変換できない・・女偏に旦ね)のお百
・嬌妓のお鯉
・酒井米子
・額田王
・道綱の母
・妖女宮田文子
・モルガンお雪
・管野須賀子
・岡田嘉子
・三浦環

の11人の美女。
とはいえ、半分くらいはよく知らないし
時代によっては全く詳しくないので読み飛ばしたこともあり笑


それでも宮田文子が載ってるのが嬉しかったなぁー。
諧調は偽りなり」の中で、野枝にふられた辻潤が比叡山に逃げるんだけど
そこにいた親友の武林無想庵と結婚した人。

その前は、一度結婚し、離婚して朝鮮に渡り
帰国してから女優と新聞記者の仕事を始める。
新聞記者一本に絞ってからは、記者という肩書きを隠して
色んなところに潜入する取材方法で一気に有名になる。
そこに恋愛事件を起こし、彼女一人が首になると
その事件までを告発する。
ジャーナリズムの世界にいれなくなった彼女は
禅坊主と恋に落ちるも、彼がノイローゼのように嫉妬狂になり
命の危険を感じて飛び出し、彼が追っかけ、その追いかけっこは
足掛け5年も続く。
それから無想庵と出会い、結婚。
その結婚は、無想庵が彼女にめろめろで、
彼女は「ヨーロッパに連れてってくれるんだったら結婚する」っていう
契約付きの結婚。
約束どおり、二人はヨーロッパに行く。
もともと神経衰弱気味だった無想庵は、働けず
代わりに文子が実業家として稼ぎ出す。
料理店を出そうとイギリスに行けばそこの主人が文子に夢中になり
出資者となるけれども、やはり彼も嫉妬に狂い
ピストル発砲事件を起こす。
無想庵とは14年、結婚生活を送ったあと、離婚。
そして貿易商の宮田氏と結婚。
寂聴さんが彼女と出会う、文子78歳の頃まで
彼女は世界中を飛びまわっている。


それからモルガンお雪は地味な芸者だったのに
ある座敷で、あのモルガン財閥の御曹司に見初められた女性。
うちのまぁ近くにある教会が
彼女の晩年の寄付によって建てられた教会だと知ってびっくり。
ちょっと浮いてんだけど雰囲気のある場所なんだよねぇ。
中には入ったことないけども。



岡田嘉子は昭和十三年に共演者の男性と
二人、ロシアへ駆け落ち亡命をした女優。
亡命後の生活についてもちょっと知りたかった・・うぅん、残念。



酒井米子は、あの松井須磨子を一時期脅かしたと言われる女優。
貧乏な生活から女優を目指し、美貌と才能でどんどんと抜きん出た。
須磨子とは別の劇団で男子にちやほやされながらやっていたけれど、
その才能を見込まれて
抱月の芸術座に入る。
でもその美貌と才能溢れる存在が女王須磨子の逆鱗に触れて
ノイローゼになり、退団。
そこから何故か芸者デビュー。
人気者になり、落籍されもしたけれども
再び舞台に戻ってくる。
そこで恋に落ちたことを、旦那に見つかり、妾生活にピリオドをうつ。
その恋に落ちた男の手により、映画デビュー。
妖婦専門の女優として、大人気になった。



と、主なところをあげてみました。

それにしても、みんなやらかすことが派手だ…
最近こういう話って聞かないよねぇ。
何でも自由になっちゃうとそれが返って制約になるのか、
それとも、裏ではある話だけど
もはや別にたいした事件にもならないのか…。



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瀬戸内寂聴(晴美) | permalink | comments(20) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

お久しぶりです。ご無沙汰してました。
うわぁ、その宮田文子って人、ス・ゴ・イ!
今ではなく昔の日本にそういう女性が実在していたってこともすごい。フランス古典小説の中のファム・ファタル達も真っ青の魔性の女だね・・。興味湧いちゃった。辻潤っていう人の本をむかーし読んだことあります。何故かその時代の人達って惹かれるものがあります。
透子 | 2005/06/05 6:10 AM
透子さん★

お久しぶりんこ。

宮田文子はねぇ、すごいよ。
この本の中でも一人だけ熱気が違うものー。
てか、辻潤の本、何故読んだことがあるのか…
そっちの方が興味深いんですけどー!
うたぎく | 2005/06/05 10:20 PM
ちょっと武林に興味というか。
そんな事で、このHPに辿りつきました。
私はきだみのるの弟子で、だから武林夢想庵と、そのビッコの妹については、良く聞いて
いましたが、
そして、当時の「きだを含む」もの書きが、
はなはだしく恋に狂った事も、知ってはいますが、
武林の妻についての事は、初めて知りました。
瀬戸内さんは、不思議な人ですね。
宮尾邦興 | 2005/08/17 7:34 PM
はじめまして。コメント有難うございます。

実は「きだみのる」という人を存知上げず
調べてみたら、あらびっくり…
というかこのタイトルの本は発行できるのか…?
というかんじでちょっと興味深くなりました。

ちょうど瀬戸内さんが作家になって
軌道に乗り始めたくらいまでは
当時の人間がまだ生きていて
会えたり、いろんな話を聞けたりしたのでしょうねぇ。
無想庵に関しては
「諧調は偽りなり」という本にも
比叡山での辻潤とのやりとりなどがあって
なかなか興味深いのです。
…とは言え、私はこの本でしか彼らに接してはいないのですが…

また来て下さいね
うたぎく | 2005/08/17 11:18 PM
>というかこのタイトルの本は発行できるのか…?
ははは。あのタイトルは度肝抜かれますよねー。私も読んだことはないんですが(面白いという評判は聞いてます)タイトルは知ってました。インパクトありすぎ。
SLASH | 2005/08/18 1:35 AM
確実に放送コードにはひっかかりますな。
本はいいのか?
最後のページにお断りとかあるのかな。
復刊ドットコムに出てるってことは
絶版なのかなー。
図書館にはあるのかなぁ。
うたぎく | 2005/08/18 11:03 PM
すっかり、ご無沙汰していました。
何となく、寄ってみました。
お元気でいらっしゃいますか?
「ミヤオ療法 友の会」のHPへも、
どうかおいでくださいね(笑)。
宮尾邦興 | 2006/11/14 5:24 PM
宮尾さま

うわー、お久しぶりです。
こんにちわ。
1年ちょいぶりくらいですか?
こうやって、時にふらりと寄ってくださるの大歓迎ですー。うれしいー
ありがとうございます。
うたぎく | 2006/11/15 10:06 PM
また、ちょっと来ました。
今年の私は、平凡社の東洋文庫を、読み進めています。
いま、道教について、ミヤオプログラムのブログに、書きつづっています。
ミヤオです。 | 2006/12/29 9:01 AM
ミヤオ様

遅レス失礼致しました・・・汗
平凡社!東洋文庫!道教!
ちょっと探して拝見しますね。
うたぎく@遅レス | 2007/01/08 11:20 PM
お久し振りです(こればっかデスが)。
私は、宗教などで言う「神秘体験」に、
是までに無い分野を開いていて、そんな関連から、道教(マスペロ)を読んだのです。
これと、井筒俊彦「意識と本質」岩波文庫。
は、神秘を科学の俎上にのせたと思います。
もちろん私も、鋭く切り込んでいるつもり。
では、またね。
宮尾邦興 | 2007/03/31 8:55 AM
レス遅れてすみません・・・

おお、ようやくサイトを教えてくださいましたね笑
料理の緑色がきれいですね。
古事記も楽しみに読みます。
うたぎく | 2007/04/03 7:16 PM
きょう、松戸図書館で、山本さんの「竹林夢想庵」を読みました。
ついでに、「ウッドハウス」は面白いですよ。
生きることが楽になる作家です。
お勧めは「文春から出ている」選集の1,2です。
宮尾邦興 | 2007/04/19 7:55 PM
ついでに、ちょっと言うと、
瀬戸内さんが、若い頃、
上京すると(当時は売れていなかったから)
ちょっと着物や帯を借りる友人関係だった、下北沢の「ヤナタ家」に、なんと私は下宿した事があったのです。
ついでに、ヤナタの奥様は、五味川純平さんだったかな、人間の条件みたいなものを書いた。あの人が売れないときに、ずいぶん面倒を(夫人とのつながりで)見た人です。
文壇の裏話にたち至りました(笑)。
宮尾 | 2007/04/19 8:14 PM
あわわ・・・

ミヤオ様

いいなぁー。
そういう文壇の裏。
でも今の文壇の裏に興味があるかと言えば、
昔の文壇の方がいいんですよねぇ。
下宿って響きもいいよねぇ・・・
ま、今、下宿生活しろっていわれても到底難しい話ですけどw

うたぎく | 2007/07/30 11:27 PM
そうですね、裏話は、昔のものが(時のフィルターを経過しているだけに)素直に楽しいですね。人生は、常に即時系では、辛く、目を背けたいものですね!
宮尾邦興 | 2007/10/06 9:02 PM
>人生は、常に即時系では、辛く、目を背けたいものですね

笑。
でも、喜怒哀楽、状況がはっきりしている日々のほうが、あとになって、過去話、裏話として面白いんですよね(笑

うたぎく | 2007/10/13 10:21 AM
また、またお久し振りです。
林芙美子の「放浪記」と「めし」を読みましたが、「放浪記」はすごいですねえ。
ちなみに新潮文庫版で読みました。ド迫力ですねえ!!
宮尾邦興 | 2007/11/22 5:52 PM
ミヤオさま

でしょでしょ!!
今は、日本語環境から遠く離れた場所にいるのですが
なぜ放浪記を持ってこなかったのか・・・!!
と日々悔やんでいます。
うたぎく | 2007/12/13 9:23 AM
あれっ、日本から脱出されている?
私も、近近、モンゴルへ出かける予定です!
宮尾邦興 | 2007/12/17 10:22 AM
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