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司馬遼太郎:最後の将軍

4163170405最後の将軍―徳川慶喜
司馬 遼太郎



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当時の日本で一番ストレス抱えてただろうなぁ・・



全然関係ないんだけど、貴乃花親方の顔みてると
「徳川!」ってかんじがしませんか?笑
ていうか今の髪型はどうなんだろう…
そして彼は誰に似たのか・・兄ちゃんと全然似てないのな。並ぶと。
宮沢りえちゃんをあんな目に合わせたのを忘れてはいけない。
あの嫁がガンのような気もしてくるよなぁ…ふぅ。関係ない話ですまん。

さて、徳川慶喜。最後の将軍。
今まで幕末モノといえば、薩長側であったり
幕府側だとしても幕臣の物語であったわけだけど。
その一番中心にいたのは、徳川慶喜なのよね。
忘れてた。

もう読んでるだけで疲れる。
ちょっとお外(海外とか?)に連れ出して休ませてあげたくなる。
幕府といえば、徳川家なわけで。
それを潰そうとしている時代の中で
一人奮闘している慶喜がつらい。

元々水戸藩の7人目の子で。
時代の中で水戸藩をしっかりやっていこう!と思っていたのに
周りの勝手な期待によって中央に担ぎ出されて、
それなら徳川家のために頑張ろう!と思いながらも
世の中の流れや諸侯の思惑、そしてあっちこっちで暴れる小蝿達(笑)に
煩わされてさぁ…。
彼の中にも理想とする徳川家・幕府、そして日本の姿があったろうに。
そしてそれが叶わないものであるということも
誰よりも早くに気づいてしまっていた。

薩摩の西郷や大久保、長州の桂や晋作や井上馨や伊藤俊輔。
土佐の坂本竜馬。そして幕臣であった勝海舟。
彼らももちろん理想に燃えて、
だからこそ徳川家が邪魔に思ったのもわかる。
だけど彼らには仲間がいた。一人きりではなかった。
理想を語り合い、対決しながらも協力しあえた。

だけど慶喜は一人きりだった。
周りの人間は、危機なんて気づかないような人間ばかり。
日本中に沸いた志士達には敵視され、
それに担がれた朝廷からは攻撃される。
諸侯の藩主達も頼りにならない。
大奥は勝手に騒ぎ出すし。笑
彼は常に一人で考え、行動しなければならなかった。
一人きりで!
そのために彼は策も考え、彼の描いた脚本の中で
一人きりで徳川のために演じつづけねばならなかった。
彼が唯一心を許した何人かの部下は
志士達の剣の前に倒れた。

彼は徳川家の長として、徳川家を朝敵にはしたくなかった。
歴史にそう残したくなかった。
それがこの時代の中で、彼に最後に出来ることだと思った。
だからこそ、大政奉還をし、江戸城を明渡した。
だけど歴史が変わるときには常に敵を求めたから
彼はそこまでしたのに、朝敵の扱いを受け、
更に、旗本達のためにと残したかった領地も全て奪われてしまう。

胡蝶の夢」の中で松本良順が慶喜の診断をするシーンがある。
ストレスが溜まりすぎた彼の身体を触って
良順は耐えられない気持ちになる。

もちろん、戊辰戦争の際に幕臣を置いて逃げ出したり
色々と彼の行動にも「?」な部分はあるけれども。
だけど、この頃の慶喜について当時の誰がわかるだろう?とも思う。
維新後の慶喜は、当時の人々に会おうとはしなかった。
会ってしまったら、つい愚痴も出てしまうかもしれない。
それを彼は良しとしなかった。
趣味の写真なんかをとって、歴史から姿を消した。
彼の75年の人生のうち、たった5年の出来事のために。

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この記事に対するコメント

はじめまして。司馬遼が好きなので寄らせてもらいました。司馬さんの本を読み始めてもう10年以上になりますが、いまだに何回も読み直してます。歴史と文体が乾いているところが好きなのでしょう。どちらかというと、戦国時代もののほうが好きなのですが、明治維新ものも読み応えがあると思います。最近本を読んでいなかったので、こちらを覗かせてもらい刺激されました。またいろいろ読んでみようと思います。また寄らせてもらいますね。では!
じゅんたろう | 2005/06/07 10:44 PM
じゅんたろうさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
司馬遼を何回も!それだけでもすごい活字量になりますよね…
わたしは今、2巡目なんです。(巡?)
前回は目についたものから、ってかんじでしたが
今回は幕末!を固めて読んでおります。
まぁそろそろ幕末も大きいのを残して終わるので
明治に行こうか…それとも戦国へ…
ブログ、よくわからないままに面白かったです。笑

また遊びに来てくださいませ〜
うたぎく | 2005/06/08 12:20 PM
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最後の将軍 | 読書と感想文と、好きに書く法 | 2005/07/06 9:53 AM
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