地味な女子の読書とか映画とか。

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瀬戸内寂聴:ブッダと女の物語

ブッダと女の物語
4061830058瀬戸内 寂聴


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釈尊の生母は産後7日目に他界した。いわば釈尊は、自分の生と引きかえに母の命を犠牲にしたのだ。この意識は釈尊にとって大きな負い目になったのではあるまいか。釈尊の周囲の女性たちを描きながら、釈尊の教えやその姿を浮き彫りにするユニークで親しみやすい釈尊物語。



ブッダって何気に…
ちょっとー。何気に傲慢じゃないの。この人ー。

ブッダこと、ガウダマ・シッダールダが生まれて、
そして成長し、出家して、悟りを開き、そしてその死まで、
彼の人生に少しでも関係した女達のお話。

とある王族の後継ぎに生まれて、
(生まれてすぐに、天地を指差して、「天上天下唯我独尊」と…
 言葉の解釈はさておき、どっちに転んでもやな赤子だ。笑)
何不自由なく暮らしていた、ガウダマ王子。
あるとき、ほんとに偶然に見かけた
老人や、病人、そして貧民。
人生には老いも病も、貧も存在し、
それを防ぐこともできない。
どうしてこの不幸から目をそらして人は生きていけるのだろう。
そう思った、ガウダマ王子は
自分の周りを見渡します。
そこには、王子に気に入られようと、化粧をし
きれいな衣装に身をまとった女たちが矯正をあげています。
彼女達だって、やがて老いてしわしわになるんだ!
そしてこの体の中身には糞尿が詰まっているんだ!

…すげえ結論だな、おい。

まぁとにかくそう思ったガウダマ王子は
お城を抜け出し、出家してしまいます。
生まれたばかりの子供や奥さんや
彼が跡を継ぐことを楽しみにしていた家族をおいて!
彼らは嘆き悲しみます。
そりゃ、そうだろ。
何年かのち、修行を積んだガウダマさんは
生まれ故郷に戻ってくるんですが
そのときには自分の子供も出家させてしまう。
ガウダマさんの親は
「お前が継がないときにも苦しんだのに、更に孫を連れてくのか」
と泣くんだけど、
逆にガウダマさんに説教されて
ついには彼の教えに帰依していく…んだけどさぁ。

そしてその国の貴族たちをつぎつぎと出家させていく。
ガウダマさんのお母さん代わりだった女性も
ガウダマさんの教えを聞いているうちに
自分も出家したくなってくる。
自分の夫も息子も、みんな出家していたし。
そしてガウダマさんの所にお願いに行くんだけど
ガウダマさんは許さない。三度頼んでも許さない。
そしてそのまま旅に出てしまう。
女達はガウダマさんをボロボロの姿になるまで追いかけ
ようやく追いつき、更にお願いする。
見かねた、ガウダマさんの弟子が再三とりなして
ようやくガウダマさんは彼女たちの出家を許した。
これが尼さんの始まりなんだよね。
でもさぁ、その後ガウダマさんは弟子に
「女の出家を許してしまったから
 これで仏法は500年早く滅びるだろう!」と。
なんなんだよ!その負け惜しみは!
しかも女にだけは8か条の条件なんてつけて!

まぁその後はガウダマさんも女性の出家を許すようになり
そこでたくさんの女性が救われることになります。
夫と自分の母親が関係していることを知った女。
駆け落ちして結婚し、幸せな生活を送っていたのに
夫が死に、そして子供二人を一気に失い、
実家に帰ろうとしたらその実家の一家全滅していた女など。
彼女達はガウダマさんの教えを忠実に守り
模範的で、優秀な尼となっていく。

ガウダマさんは、欲こそが人間をダメにするものだと説き
女に迷う男に対して
「あんなもん糞尿の詰まったもんだ」などと抜かす。
けどさぁ、そんなガウダマさんは
昔は富や名声や、そして色欲(?)も全て経験したあとの
結論であって、それはちょっとワタクシどうかと思うのですが。


インドのカースト制はガウダマさんの時代から存在していて
ガウダマさんはそれを「皆平等だ」と教えた。
結局インドでは仏教は滅び、仏教よりも更に昔にあったと
思われる、ヒンズー教の世の中になったわけだけで。
でも私たちが使っている日本語の言葉の多くは、
仏教の言葉であるんだなぁ。
「祇園精舎」というのはガウダマさんの安居だったらしいし。
八坂さんのことではなく。笑
そう考えるとインドというのがものすごく近い国のようにも思う。

仏教にもまぁ色々あるんだろうけど
その大元である、ガウダマさんのお話、
もうちょっと読んでみたい気も致しましたよ。
出てくる女性達には色々なタイプがあるけれども
皆生き生きしてるし。


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瀬戸内寂聴(晴美) | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

どの程度、仏教を理解している人が書いたのか知りませんが、この本の内容を真に受けてしまっては、お釈迦様の教えを誤って理解してしまうことになりますね。
もっとはっきり言えば、仏教を正しく学んだ人ならば、こういう本は書きません。いや、書けません。
小乗経の信者が書いたのかな?
まあ、娯楽程度に読むならかまいませんけど、「仏教とはこういうものなのか」なんて思わないでくださいね。
デミアン | 2005/06/28 8:28 PM
デミアンさん

おおおっ!デミアンさんが内容についてコメントを!笑
あんまり宗教についてはわかんないんだけど
寂聴さんは天台宗の尼僧です。
出家する前(今もか)「女の業」みたいなものをテーマ?にして文章を書かれているので
それを切り口にして仏陀や仏教を書かれたのでしょう。
もちろん仏教自体に関して「あかんわ」と思うことはないですよー。
ブッダの教えというのをテーマにしているわけではないし。
(つーかほとんど出てこないし)

うたぎく | 2005/06/29 10:00 AM
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