地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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山崎豊子:暖簾

4101104018暖簾
山崎 豊子

新潮社 1960-07

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働かなきゃ・・・・

という気持ちにさせてくれる一冊。
(いや、なっただけでね…)
淡路島から出てきた少年が
船場の老舗の昆布屋さんに拾われて丁稚になり、
やがて暖簾わけをして、店を構え。
様々な苦難を乗り越えて大きくしていく。
やがて戦争が起こり、一気に今までの築き上げたものが燃えてしまう。
そして何もないところから、今度は彼の息子が再び築き上げていく。

そこに存在するのは、暖簾。
船場の商家にとっては、暖簾は命以上に大切なもの。
暖簾が象徴する商品の品質、店の信用。
空襲で店が燃えても、それだけは火の中に飛び込んででも守るもの。

もう毎日仕事仕事仕事。
特に自営業だからなのかもしれないけど
朝から晩まで、ひたすら昆布昆布昆布。

もちろん、「仕事」という面で見たら今も昔も根底は変わらない。
だけど、大阪という土地柄もよく出てる。
「薄利多売」で…というとことか。笑
今でも、大阪で営業ができたら、どこででもやっていける
東京行ったら楽やで〜、という話も良く聞くし
逆にお客さんから「大阪の商売はそうじゃないやろ」と
(まぁつまり値切らせろってことなんですけどね)
出した見積でGOサイン出しておきながら、
「当然やろ」と言いながら
最後は確実に10%も値切って…(遠い目
でもその代わり、付き合いはドライじゃない。
信用であったりゲン担いだりするからかもしれないけど
取引が続けば、よっぽどのことが無い限り、お付き合いはずーっと続く。

物語は、ただひたすら「ど根性物語」みたいなかんじ。
色んな障害をどう乗り越えて、大きくなったか…プロジェクトXみたいやな。
そこに、明治から昭和の流れ、
父親と息子の代では商売の仕方が変わっていくのが面白いなぁと思う。
組合が出てきたりね。


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