地味な女子の読書とか映画とか。

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「シルミド」

B0001X9D4Uシルミド / SILMIDO
ソル・ギョング カン・ウソク アン・ソンギ チョン・ジェヨン

アミューズソフトエンタテインメント 2004-10-22

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1968年4月、死刑囚ら31人の重犯罪者たちが無人島のシルミ島に送られた。そこで彼らは刑の帳消しと引き換えに、北朝鮮の最高指導者・金日成の暗殺を命じられ、極秘の暗殺部隊へと成長していく。だが政府の外交政策の転換で暗殺計画は中止。しかも政府はこの部隊の抹殺を軍に命じるのだった…。


なんちゅう話だ。
わたくしの韓国知識というのは10年前で止まっているんですが
(修学旅行で行った)
当時のソウル市内は道路がやたらめったら広くて
なんでかというと、そこがいざ戦争となったときには
戦闘機の滑走路にするため、なんだという。
そして、その向きはある方向に決まっていて
あと、高校生ガイドをしてくれた姜くん(加盟)は
大学に行かないと徴兵されちゃうのー、と言ってた。
(これは今はどうなんだ?全員行くの?)
よく考えたら「休戦」なんだよな、と思った。

この話は半分くらい、実話なんだそうな。
現実と映画が違うのは、重犯罪者ではなかった。普通の兵士だったこと。
だけど、北の金日成を暗殺するために
無人島に運ばれ
ものっすごいトレーニングを積んで、
テンションも最高値まであげていたのに、
国の政策の転換で、その話はなくなった。
しかも、彼らの存在がばれたら、外交に支障をきたす。
そのために彼らは消されようとした。

ただひたすら人の能力超えたような訓練が続く。
焼けた鉄を肌に当てて耐える、とか。
海の中でどんだけもぐれるか?とか。浮かび上がったら射殺されるの。
もちろん死ぬ人間も出てくる。
そしてそんな過酷なトレーニングの中、彼らの中にも
無骨ながらの友情が芽生えはじめる。
鬼教官のような指導兵との間にも。

映画の中では彼らは重犯罪者で、
どのみち死刑になる人間たちだった。
だけど、ここで訓練して金日成の首をとれば
ヒーローとなって韓国に戻れる。
それは彼らの唯一の希望だった。

だけど国の外交方針によって、その希望は断たれる。
しかも、自分たちの存在すら消されようとしている。
彼らの戸籍はすでに抹消されて、
韓国国内では、もはや彼らは死んでいるという扱いだった。

指導兵たちは彼らの抹殺を命じられる。
同じとき、彼らは立ち上がる。
韓国に行くために。大統領に直訴してでも、金日成暗殺計画を
進めさせるために。
それは、彼らの最後のプライド。

韓国に向かう彼らを、政府は「反政府ゲリラ」として扱った。
自分たちはゲリラではない。
そして彼らの最後に選んだ道は、集団自爆することだったんだよね…


すげえ話だ。
これが1971年、わたしが生まれるたった7年前の話。
朝鮮戦争が終結したのは1953年だから
それから、20年以上もこういうやりとり(暗殺計画とかね)があったんだ。
しかも、この映画の題材となった事件は
長いこと隠されていた。
この映画によって、全貌を解明しようとする動きが出て
政府主導で真相を追究すると決まったのは今年の正月の話だ。

ドラマチックというか、なんちゅう世界だ。
平和ボケ自由ボケした日本人のおいらには
やっぱり遠い世界だよ・・・・

映画自体は、すげえな韓国、ハリウッド並じゃないの
(これは「ブラザーフッド」のときにも思った)
と思うくらいすごい出来の映像だ。
なんで日本はここまで実写で迫力があるものを作れないんだろう?

ヒマにまかせて映画鑑賞(その他アジア) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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