地味な女子の読書とか映画とか。

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「血と骨」

B0007CYVK6血と骨 通常版
ビートたけし 梁石日 崔洋一 鈴木京香

ポニーキャニオン 2005-04-06

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1923年、祖国・朝鮮の斉州島を離れて日本の大阪に渡ってきた金俊平(ビートたけし)。金と色の欲に満ち、己の肉体のみを信じ、常識や道徳のかけらもないこの男は、戦前戦後と家族や町の中で君臨し続けていく…。



うーん、惜しいっ
この映画は梁石日(ヤン・ソギル)の自伝的小説。
自分のお父ちゃんのこと書いたのね。
まぁこのお父ちゃんが凄まじくて。
ずーっとどこ行ったのかわからんかったのに
突然帰ってきて、家中破壊するほど暴れまわるわ、
女作って、しかもその女を自分の家の向かいに住まわせるわ、
やたら事業欲があって、工場作ったり悪徳金融やったり
腐った臓物を溜め込んでて食べるわ。

そんな父親に振り回された息子の自分や家族。
そしてその父親の問答無用な迫力。
表紙は怖いが、一読の価値があると思います。

さて、この映画。
まず思ったのが、すごいセットにお金かけてるなぁ…ということ。
スタジオ臭さや合成処理臭さがない。
画面が広々としてた。時代モノの日本映画にしちゃあ珍しいな。

で、なーんか途中までずーっと違和感があったのね。
それが何かわかったときに、妙にすっきりした。

違和感のひとつは
出てくる人々にあまり匂いがなかったということ。
在日コリアンというのをさておいても、
この親父は毛穴中から獣の匂いがするような親父だったのに。
それは、この親父役がたけしが東京の人間だったからなのかもしれない。
大阪市の西の方のコリアンタウンの話だったはずなのに
たけしは、関西弁をあまり使わなかった。
もちろん多少は意識して使ってたけど、
それは自然に出てくる発音ではなかった。
周りが関西弁を使う中、そりゃあ浮くわな。
あと、声が甲高くて早口だってのも。

「何さらしとんのじゃゴルァ!」というセリフが
「テメェバカヤロウ!」となる、その違和感。

たけしがいくら増量して体を作ってても
その壁は越えられなかったのかなぁ…。
じゃあたけし以外に誰がいるか?と聞かれたら答えられないが
リキ・タケウチ並のガラ悪い関西弁で凄みを効かせて欲しかったにょ。
(ちなみに竹内力は関西出身じゃありません)

最後の方は慣れたけど。
それにしても最初、済州島から大阪にやってきた親父の少年時代の
少年はかわいすぎるぞ。
あれがなぜ、こんなパワフルな親父に…?

あと、ナレーション役でもあった、息子のしゃべり方。
小説では、父親に対する反発もありつつ、絶対的な畏怖感があった。
そしてこんな父親を持ったことに対する誇りも。
(タイトルに表れてるよね)
そういう態度じゃなかったもんなぁ、あの息子。
最後の最後まで父親のこと小馬鹿にしたようなしゃべり方で
わたくしの神経を逆撫でしてくれたわ。

でもそんな中で、妙に匂いを発するのが2名。

一人は、「お前の息子じゃあ」と言って、突然転がりこんできた
お兄ちゃん。
まだ幼かった息子にとって憧れの存在でもあった。
格好よくて、きれいな女連れて、タバコをふかして。
そりゃああの年頃の子供だったら憧れるよね、というタイプの。

それから、もう一人
父親の愛人が脳溢血で倒れた後、彼女の介護役兼次の愛人として登場した女。
次々と親父の子供を生みながら
最初の愛人を裏で苛める。
そして親父の体が不自由になったら、
さっさとお金を巻き上げて去っていく。
逞しい女。

撮影が、アップがあまりなく、常に遠めから撮ってるような映画だったので
登場人物(しかも多い)の顔もあまり認識しにくかったんだけど。
この二人
最初の男は、オダギリジョー
次の女は、濱田マリでした。
濱田マリってすごい女優になりつつあるなぁ。
モダンチョチョキズだったのに。

ということで、もっと匂いがきつい映画でも良かったなぁと思いました。
時代の雰囲気は出てたと思うので
ダメな映画じゃないんだけどね。
「惜しいっ!」ってかんじ。



4344401050血と骨〈上〉
梁 石日

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4344401069血と骨〈下〉
梁 石日

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ヒマにまかせて映画鑑賞(日本) | permalink | comments(3) | trackbacks(5)

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この記事に対するコメント

こんにちは、ワタシは原作を読んでないので、レビュー興味深く読ませて頂きました☆

mig | 2005/08/24 10:34 AM
migさん

はじめまして。
原作がある映画っていうのはもどかしいですね。
どっちが先!?みたいに。
別物だって頭ではわかってんだけどねぇ。
うたぎく | 2005/08/24 10:57 PM
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ううう・・・。(泣き声ではない)たけしの映画、観たの「バトルロワイヤル」とコレ「血と骨」のたった2度。 あ、たけし映画じゃなく、正しくは"たけし主演の映画" これを面白いと言っていいのかわからないけど、引き込まれてなかなか面白かった。 たけしが怖いってい
血と骨 | 我想一個人映画美的女人blog | 2005/08/24 10:35 AM
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映画『血と骨』を観て | KINTYRE’SPARADISE | 2005/09/18 6:10 PM
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