地味な女子の読書とか映画とか。

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斉藤孝:座右の諭吉

4334032761座右の諭吉 才能より決断
齋藤 孝

光文社 2004-11-13

おすすめ平均

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さーて、どっからつっこもうかなー
おおー、久しぶりだ。久しぶりに本を読みながらムカムカしたぞ。

まず前提条件として
●「花神」や「峠」に出てきた福沢諭吉のキャラに興味を持った
●そしたらデミアンさんがご自身のBLOGでこの本について触れていて
 それを読んだ限り、おもろそうだなぁと思った。
●斉藤孝については、胡散臭いと思っていて本は初見。
 

結論
 デミアンさんのだけ読んで、おもしろいと思えばこの本の元になってる
 「福翁自伝」を読んだ方が良かった。
 
えへ。

この本は、諭吉の名と文章を借りた、
このおっさんのオナーニでしかないでしょう。
まず、1つの項目での内容が支離滅裂だ。
お前がまず「声に出して」読みやがれ!笑
わたくしはまず、こういうのに耐えられないのよう。
(おまへの文章は…という突っ込みは受け付けません。わたしは素人だ)
そしてわたくしの口語訳が間違ってなければ、
諭吉はそこまで言ってないぞ、という部分が多い。
諭吉の話というよりも、彼が諭吉という人物をどう解釈したか、
そんな本だ。
ついでに自慢もあちこちに含まれますので、敏感なかたは要注意です。

そして(これは新書全体に言えることかもだけど)気になるのが
「この本のターゲットは誰?」ということ。
この本を手にとる人が、福沢諭吉についてどれだけ知っているのか、
彼が生きた時代に関してどのくらい知識があるのか。
それがわからないし、注釈もない。
「福沢には聖人君子のイメージがある」とか言われたって、
んなもんないわ!
1万円札のうつろな目をしたおっさんで
「天は人の上に人を作らず…」と「学問のススメ」を書いておきながら
その作った慶応義塾はいまや、金持ちのぼんぼんしか入れない
学校じゃないか!
…と、わたくしのイメージとしてはこうなんですけど、いかがでしょうか。

そして諭吉が数多くの事業を成し遂げた、すげー!と書いてあるけど
実際、何をしたのか。それについては触れてない。
調べろって?
注釈くらいつけろ。

気になる(というかむかついた)ところがもうひとつ。
諭吉を持ち上げることにやっきになったのか知らんが
他の歴史上の人物を貶めているところ。

ヽこ偉嘘悗鬚靴茲Δ箸靴拭△箸いι分と
 塾を興した、という部分で、吉田松陰を対極に出すのだけれど
 
 海外留学の話は、松陰は密航しようとして捕まったけど
 諭吉は裏から手を回して目的を達することができた
 ↓
 そもそも時代が違います。
 松陰が密航しようとしたのは、黒船襲来してまだ開国前の1854年
 諭吉が留学したのは、1959年なのでもう開国した後で
 しかも幕府が海外視察に行こうとできるような時代。
 
 つーか、大体なんで「吉田松陰VS福沢諭吉」って
 この二人を戦わせる必要があるんだよ。
 大体、松陰が長州の若者に残した熱気がなければ
 明治維新だって遅かったかもしれないし、
 そしたら諭吉だって、その後の活躍がなかったかもしれないじゃないかー
 
△垢阿気浣儻譴砲箸咾弔い人ゝ箸鉾罎戞
 大村益次郎は、諭吉の誘いを断った、という話。
 ↓
 大村益次郎と諭吉の年齢差は11歳もあり、
 何に力を割くかは年齢によって変わってくるでしょう。
 益次郎は超合理的精神の持ち主だったし、
 諭吉より11歳上で同時に英語を勉強しだす労力を
 もっと軍事的な学習に向けたいとすることが
 諭吉の勝ち!ということにはならないでしょう

8撒膳个亡悗靴董◆嵶鮖望綢腓靴凸鬚砲燭辰討覆ぁ廚
 切り捨てているところ。
 ↓
 義経は確かにバカな子だけども
 義経がいなかったら、たぶん、
 鎌倉幕府って出来てなかったんじゃないかなぁ…
 ちなみに「判官びいき」の判官は義経のことですので
 義経のことを「判官びいきだ!」というのは、いや、そりゃねぇ…


あ、もうダメ。
俺、もう耐え切れない。
ほんとは1ページ、いや1文章に対してつっこみたいんだけど
あんまりにも心の中に渦巻きすぎて、気分悪くなっちゃったv

修行期間が大事だ、って書いてある文章で
自分(斉藤孝)は社会に出るのが30歳超えてからだったから
40歳の今でも(周りのサラリーマンは息切れしてても)
息切れせずにがんばれる、という
くだりがあって
「そら、そうやろ」と突っ込んだわたくしは間違ってますか?

でもこの本17万部も売れてんだって。怖いね。
確かに「福沢諭吉」というものに焦点を当てるのは良いことだと思うけど
でもなあ、結局この本を読んでも
諭吉については別段詳しくならないところが…

もう、なんなの。このおっさん。
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この記事に対するコメント

ワタクシのブログをご紹介いただきまして、ありがとうございますm(__)m

それより今回の記事には、鋭い指摘が随所に見られて、なかなか良かったぞ。共感する部分が多々あった。
ヲイラも、この本をあまり評価できなかったので、サイドバーの<オススメ書籍>には載せなかったのだ。
しかしだ。
>修行期間が大事だ、って書いてある文章で
>自分(斉藤孝)は社会に出るのが30歳超えてからだったから
>40歳の今でも(周りのサラリーマンは息切れしてても)
>息切れせずにがんばれる、という
>くだりがあって
>「そら、そうやろ」と突っ込んだわたくしは間違ってますか?
これは間違ってないが、
>このおっさんのオナーニでしかないでしょう。
これは間違いだ。うたさんならともかく、男も40過ぎたらさすがにね・・・。結婚もしているし。

それはともかく、この齋藤孝って男は、意外と純粋な奴かもしれんぞ。何かそういう気がする。悪く言えば幼稚なんだろうけど。
デミアン | 2005/08/22 6:53 PM
デミアンさん

うーん、まだまだ突っ込み足りない!
一応こっちは否定側だったので
なんとなくTBはしませんでした。うふ。
でも、共感してくださるところがあって
良かったですわ…

>うたさんならともかく

なんですって!?乙女に向かって!笑
まぁオナーニは言いすぎだけど
「我田引水」っていうの?
そして自画自賛っていうの?
なんかそんな匂いを感じたの。
みんなが「聖人君子」って思ってる福沢のイメージを崩した俺最高?みたいな。
福沢に目をつけた俺最高?みたいな。

…ごめんしつこいね。笑。黙る。

>この齋藤孝って男は、意外と純粋な奴かもしれんぞ。何かそういう気がする。悪く言えば幼稚なんだろうけど。

ま、そうだろなぁ。
自分を歴史上の偉人に似てるなんて言える神経が天然だものー。ま、それは冗談ですけど…
うたぎく | 2005/08/22 10:21 PM
あ、気づいた。
デミアンさんがわたしの記事を最初から最後まで…
うたぎく | 2005/08/22 10:22 PM
乙女のうたさんへ

>福沢に目をつけた俺最高?みたいな。
これはヲイラも感じたね。でもこういうのって、男よりも女性のほうが嫌う傾向があるように思う。男の場合は「勝手に言わせとけ!」で済ませてしまう。

>自分を歴史上の偉人に似てるなんて言える神経が天然だものー
じゃあヲイラも天然だ!(・o・) 齋藤先生と仲間じゃん(ハート)

>デミアンさんがわたしの記事を最初から最後まで…
最後まで読んだよ♪だって同じ本を読むことって、今までめったになかったでしょ。興味深く読ませていただきました(^_^)

どうでもいい話だけど、ヲイラが齋藤孝のマネをしたら、妻がやたらとウケていました。以前、関根勤や輪島功一、拉致被害者の会の横田さん(※あの早口は難しいぞ!)のマネをしたときと同じくらいウケていました。
女性は物マネも好きな人が多いですね。
デミアン | 2005/08/22 11:05 PM
>>福沢に目をつけた俺最高?みたいな。
これはヲイラも感じたね。でもこういうのって、男よりも女性のほうが嫌う傾向があるように思う。

そうかぁ。ひょっとするとそうなのかもなぁ。
わたしは「知らない人がする意味わかんない自慢話」だと…笑

>>自分を歴史上の偉人に似てるなんて言える神経が天然だものー
>じゃあヲイラも天然だ!(・o・) 齋藤先生と仲間じゃん(ハート)

まぁ。

斉藤孝のモノマネって?
DAKARAのCMでしか動いてるとこ
見たことないんだけどー
乙女より | 2005/08/23 9:15 PM
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座右の諭吉〜事業の章 | 個人的 書評ブログ | 2005/08/22 6:34 PM
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