地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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三島由紀夫:音楽

4101050171音楽
三島 由紀夫

新潮社 1970-02

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少女期の兄との近親相姦により、美しい”愛”のオルガスムスを味わった麗子は、兄の肉体への憧憬を心に育み、許婚者をも、恋人をも愛することができない。麗子の強烈な自我は、彼女の不感症を癒すべく、懇切な治療を続ける精神分析医の汐見医師をさえ気まぐれに翻弄し、治療は困難を極める―。女性の性の複雑な深淵に迫り、人間心理を鋭く衝いた、悪魔的魅力をたたえた異色作。


どんな音楽よ。
セックスの際に音楽が聞こえる…とは、
まぁ…あの、中学生向けの雑誌でございますか?という気もしつつ。
そしてどんな音楽なのか…笑

まぁいいや。

精神分析の世界はおもしろいなぁ、と思う。
実際にこういう手法を用いて、どれだけの効果があるのかは
わたしにはさっぱりわからないけれど。
「あのとき、ああ思ったからこういう夢を見たんだと思います」なんて
そうやって自分で結論づけるってのはどうなんだろう?
感情の整理をするには役にたつのかな?
外国なんかでそうやって吐き出させるのはストレス発散にもなるのかな
読みながら、自己分析が自己暗示になっていく気がして
気が気ではなかったんだけど。


結局この先生が彼女の役にたったのかはわからない。
要所要所では彼女を勇気づけることによって導けたのかもしれないのかな。

そして彼女は、医者にかかることによってどうしようとしたのか。
嘘をついたり、演技をしたり。
心のどこかで、治ることを拒否していたのか。
更に相手がくいつくように、試していたのか。
あんまり好きなタイプじゃないんだけど、この麗子さんって…ははは。

麗子を前にして、振り回され、その嘘を見破りながら
やがて、敵を攻略するように接していく先生が面白い。
一時期は「女性」を感じ、そういう自分に慌てながらも
やがて冷静になっていく。
この先生の冷静さ、見習いたいわぁ…(何のためにだ)

この先生が薬を使わなかった、というのが、
時代的背景もあるだろうけど、面白いなぁと思う。
最近のメンヘルさんたちは、なんだかんだで薬の収集家になるからなぁ。
また収集心をくすぐるんだよ、ああいうのって。笑
薬使っちゃったら物語にならないんだろうけど。
精神分析について知識を持ってるような患者って
本当にやりづらいだろうなぁ。
まず催眠術でその知識消したいよね。

信憑性はさておいて
雑誌なんかの統計では、いわゆる「音楽が流れる」女子は決して多くない。
それで悩む女子もいるし、そんなもんだと思ってる女子もいる。
原因は色々あるだろうし、全てがこの本の麗子さんのように
精神的に問題があるとは限らない。
まー、男子も根気よく見守ってあげてほしい。
二人で奏でるもんです、音楽は…って誰だわたしは。笑
先生の彼女である明美と、麗子の対比がわかりやすくていいなぁと思う。



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三島由紀夫 | permalink | comments(6) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

こんばんみぃ。病み上がりのデミアンです。
でも正確にはまだ元気にはなってないよ。
不調の原因はストレスじゃないかと思ってい
る。

久しぶりに訪問したけど、相変わらずすげー
内容の小説読んでるなー。まあ、人の好みに
文句つける気はないけどね。

んで何の用だ?と言われそうなので、そろそ
ろ本題に入ろう。
うたさんも精神科の世話になるようになった
ら、しっかり薬飲めや(それが本題か!)。

人間の精神力なんてそんなに強いもんじゃな
いのよ。それはヲイラの経験からいって間違
いない。

ナニ?お前と一緒にするな?
うるさい。黙って話を聞きなさい。

そもそも物事の考え方を変えた程度で、苦し
みから解放されるのであれば、それは病気で
はないんだよ。

それは精神分析でも同じ。
精神分析で苦しみの原因を特定できることは
非常に難しいし、仮にそれを特定できたからといって、病気が治るとは限らない。

しかも、精神分析には保険が適用されないは
ず。場合によっては数百万円の治療費がかか
るんじゃなかったかな。

と、ここまで書いて疲れてきた。

また来る。アバヨ!
デミアン | 2005/11/17 7:28 PM
あ、釣れた釣れた。

>相変わらずすげー
内容の小説読んでるなー。

なんだその初心な中学生男子みたいな発言は。

精神分析の世界って結構ピンきりなのかなぁと思う。
片方はシビアな世界。閉鎖病棟のような。
もうひとつは占いみたいな世界。

占いのような世界っていうのは
半分カウンセリングのような。
(対面の占いってほとんどカウンセリング)
夢占いのような。(もちろん確証はあるんだろうけども)

でも原因がわかったからって治るわけではないのは確かにそうだ。
この本の終わり方だって
そんなにすっきり治るもんなのか?と
ちょっと疑問だもの。
それが彼女にそういう影響をもたらしていたのかも正直謎。

>精神分析には保険が適用されないは
ず。

精神科にかかって、申請したら医療費タダになるらしいけどね。
色んな制限かけられちゃうけど。ははは。

うたぎく | 2005/11/17 11:09 PM
心理的ダメージ、トラウマ、
そういったものは保険の対象ではありません。
っていうか、今日は軽く事故ってしまい、
初めて損保屋さんのお世話になります。
はぁ…。
元・高知 | 2005/11/18 10:45 PM
あ、そっちの保険か。
健保だと思ってた。笑
ごめーん、病気もちだから、
医療保険とか生保って入れなくってさぁ。
精神疾患ていうのは、程度にもよるけど
確か公的医療の対象になったはず…
という意味で書きましたー。
つかなんでそんなこと知ってんだろ。あたいも。

事故?大丈夫?
つか、車乗ってんの?


うたぎく | 2005/11/19 1:29 AM
釣られたついでにもう一回来てみたよ。

>なんだその初心な中学生男子みたいな発言は
おいおい。ヲイラも34歳の大人だぜ。
精神年齢=中学生なんて本当のことを暴露するなよ。

まあ、んなことはどうでもいい。

>精神科にかかって、申請したら医療費タダになるらしいけどね
これが気になって調べてみた。寝てばかりじゃ退屈だしね。たぶん、これ(↓)のことじゃないかな?
http://umeizumi.p-dns.net/clinic/mental8.html
中には働くこともできない人も少なくないだろうから、そういう人たちは皆で支えてあげないとね。
デミアン | 2005/11/19 5:36 PM
おう、そうそうそれだそれだ。
GJ★

そのページ読んだら、
なんかもう精神科かかったらみんなOKみたやな…
そんなもんなのか?
それともわたしの知識が古すぎるのかなぁ?

>精神年齢=中学生なんて本当のことを暴露するなよ。

「わー、あいつ大人の本読んでるぞー。
 えろだえろだー」
と言いながら興味しんしんな男子の姿を
想像しております。笑


うたぎく | 2005/11/19 11:42 PM
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