地味な女子の読書とか映画とか。

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「SAYURI」」

SAYURISAYURI
ロブ・マーシャル チャン・ツィイー 渡辺謙

ポニーキャニオン 2006-07-05

おすすめ平均

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イェンタウンじゃん。
最近はハリウッドで日本ブームなんですか?
「ラストサムライ」のはちゃめちゃぶりに気を良くした(?)ので
今回も笑いを求めて、いざレイトショー!

前に「春の雪」のコメントで
原作を読まなければ「映画」として単純に楽しめる…と書いたので
今回は原作を読まずに行ってまいりました。
よって出演陣以外の前知識はございません。

なんだか断崖絶壁のものすごいところに建っているボロ屋から
姉妹が売りに出されるシーンで物語はスタート。
汽車に乗せられたり、馬車や人力車で駆け抜ける町並みは
…これ、日本ちゃうやろ?という世界。
日本、というより、アジアっぽい。
ゴミゴミとした路地。赤い提灯。

って、連れてかれた場所はどこなの??
祇園?吉原?向島?
そこがわからないところがこの世界観の迷走を呼ぶ。
提灯に書かれている文字は「はなまち」。
…花街?
花街…って意味違くないか?
場所の名前じゃなくて街の名前として認識していいのか?

祇園以外の花街について詳しくないので(祇園も詳しいかと言われれば
女帝花舞」の知識しかないんですけども)
芸者と芸妓の違いがどのようなものなのかもわからないけれど
とりあえず着物が変!髪形も変!化粧も変!
なんだそのアートな髪型は!白粉はもっと濃く!
あーあー、そんなウェストで帯締め付けちゃって…!!!
踊りの動きが変!その舞台は雑技団か!アトラクションか!
畳の縁を踏むな!
なんで稲荷神社の鳥居を駆け抜けたら寺にたどりつくんだ!
寝室はなんだ土間かそこは!そんなスケスケの暖簾なんて掲げないだろうし、
あんなオープンな場所で飲んだり、居酒屋みたいなとこに芸者を呼びつけたり
あーあーあーあー!!

日本人役者が多く出ているけれども、
実際の芸者の役をやる4人中3人が中国の女優さんだ。
彼女達はそりゃ演技では良かったけれども
やっぱり日本人しか着物って似合わないもんなんだなぁとしみじみ思った。
あと立居振舞が全然違う。なんか雑なんだよなぁ。
しっとり感が出てない。「静」のイメージが全くない。
日本人が作るなら、そこに音楽はつけないだろう!というとこにも
がちゃがちゃと入り込んでくる音楽。
もうどうせだったら「LOVERS」や「HERO」みたいに
「んなあほな」ってくらいやってくれたらいいのに。笑

そして英語の映画であるはずなのにところどころ出てくる日本語。
「お姐さん」だけ日本語でその後全部英語とか。
単語だけがいきなり日本語になるとか。
もうそうなってくると完全にイェンタウンの世界だ。
日本でもアメリカでもない。別のところにある、アジアのどこかにある世界。
なんで全部英語にしなかったんだろう。もったいない。

ま、これ英語のタイトルが
「memory of GEISYA」だからねぇ。芸者だから。
外国人が思う日本っていうのは、なんだかんだ言って
中国や韓国や、他のアジアの国々のイメージとごっちゃになってんだなぁと思う。
まぁ、いいんですけどね。
これですっきりした。
こうなってくるとわたしの頭の中には、あの米米CLUBの名曲
FUNK FUJIYAMA」が流れるわけで。これをエンディングにしてくれたら
これほどすっきりするものはないわ。笑

それはさておき、話は面白かったですよ。
売られてきた女の子が先輩芸者のイジメに耐え、
下女から売れっ子芸者になっていくサクセスストーリー。
彼女の心には、最初の頃励ましてくれた素敵な男性が居て。
彼に会うため、修行に励む。
そこから生まれる恋のトラブル。人間関係。
昭和初期から、戦争を挟んで。芸者としてのプライドや妥協。

イジメっ子役のコン・リーがすごい!
イライザも真っ青ないじめっぷり。
でさゆりを育てる役のミシェル・ヨーの迫力も。
チャン・ツィイーもかわいいんだけど
日本人で出来なかったのかなぁ…。「写楽」の頃の葉月里緒奈くらいの
美しさが欲しかった気もする。

で、日本人だと
芸者の同期で友達でもあったおカボ(ってかぼちゃでパンプキンなんだけども
そういう名前をつける「花街」てどうなんだろ)の工藤夕貴。
置屋の女将の桃井かおりに、渡辺謙、役所広司。
この人たち全員が、このめちゃくちゃな世界感をつなげていく。
最後の最後でなんだか半端なかんじはしたけれども、ねぇ。
色んな意味で面白い映画でございましたよ。


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ヒマにまかせて映画鑑賞(中・香・台) | permalink | comments(4) | trackbacks(13)

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この記事に対するコメント

おー、そうなのかー。
って、水曜日(レディースディ♪)に観て参ります。
欧米向けの「JAPAN」描写だとか?

現場からマメ知識☆

1、芸妓さん(3●才)曰く「原作は確かに
  日本人、ましてや祇園の人が読んだら
  『?』な部分もあるけど、外人さんが
  書いてると思えばスバラシイと思った。」
  そうです。

2、おカボ、に匹敵、それ以上の楽しい(?)
  ニックネームは多々(笑)

  エグく、深く、でも、あっさり、でもやっぱり
  ねっとりした世界なのかねえ?
ちーまま | 2005/12/12 12:42 AM
★ねーさん

JAPANっていうよりASIAだなぁと思う。
きれいだとは思うし、面白いんだけど
あれは「日本」じゃないぞーと思うの。
「芸者」というのをどう解釈されてるのかも
イマイチ謎。笑
原作はおもしろいのかな?
これは読んだことないので
年末に向けての目標?にしよっと。

とにかく映画見て見てー。
感想キボン★
うたぎく | 2005/12/12 9:33 PM
うぷぷ。大分説教モノですな・・・(笑)
うたぎく氏の感想よんだら、俄然見たくなりましたぞ。
近々、行ってまいりますわ。
achaco | 2005/12/13 11:29 AM
achacoちゃん★

さゆりの子供の頃の役をやった日本人の女の子が最高だった。
もうチャン・ツィイーを食ってたね。
これはねぇ、友人とつっこみながら見ると楽しそうだ。人選難しいけど。
「ありえねーっ!」と突っ込みたくて仕方なかったからここで発散。
見てきて、また教えてけろ。あなたの突っ込みを。(違)
うたぎく | 2005/12/13 10:56 PM
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