地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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三島由紀夫:永すぎた春

4101050104永すぎた春
三島 由紀夫

新潮社 1960-12

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T大法学部の学生宝部郁雄と、大学前の古本屋の娘木田百子は、家柄の違いを乗り越えてようやく婚約した。一年三ヶ月後の郁雄の卒業まで結婚を待つというのが、たったひとつの条件だった。二人は晴れて公認の仲になったが、以前の秘かな恋愛の幸福感に比べると、何かしら物足りなく思われ始めた……。永すぎた婚約期間中の二人の危機を、独特の巧みな逆説とウィットで洒脱に描く。



妙にかわいい…。
周りが結婚ブームなお年頃でございます。皆すごいねぇ。
ところで最近って「婚約」ってするの?
いつの段階から「婚約」になるの?
プロポーズ受けた瞬間から??

なんとなーく「婚約」って初の両親顔合わせ…みたいな気がするのね。
「それじゃあ式はどうしましょうか」みたいな。
まぁ本ばっかりの知識なんでね、だいぶ昔の光景だとは思うんですけど(笑
最近は、籍入れてから式や同居までずいぶんと間があく人が多いなぁ…
わたしの周りだけなのかしら。

この二人の婚約はかわいい。
デートして、キスするだけ。
絶対手は出さないぞ!とお互い決めてる。
まだ男の方は大学生で、卒業と同時に結婚する予定。(早いなぁ)
その一年ちょいの間に二人の間に起こる事件。

お互いの両親の小さなズレ。
義理の母となる人との小さないさかい。
そしてそれぞれの小さな浮気心。
連ドラみたい。笑
でも最後は手をとりあって…みたいな。妙にかわいい。

「永すぎた春」ってタイトルでなんとなく誤解してたわ。読んでたくせにさ。笑
破局だったかなぁ…と思ってたんだけど
いやぁかわいい。おばちゃんみたい、私。

そしてまた、一人最強キャラの婆さんが出てきて
あちこちをひっかきまわす。
こういうわかりやすいけどきっついキャラのおばさんが出てくると
ミシマの本はぎゅんとエンターテイメントになるなぁ。
郁雄の大学の友人である、年上の男性もおもしろい。
学生なのに、既に妻子が居て、「俺も色々経験したからねぇ」なんて
アドバイスをする。時に荒療治なんだけど、その飄々っぷりがいい。
百子のヒキコモリ小説家志望のお兄さんも面白い。
小説家志望の友人ばっかりでつるんでるからどうしても世界が狭くて
批評や観察の目をもとうと努力するんだけど、子供のように逆上する。

いやぁかわいいなぁ…。
こういうのがいいなぁ。
デートのときの小さなたくらみ、とかさ。
何もいらないから、こういう気持ちにさせてくれたらいいなぁ。
「二人の生活」を何の不安も持たずに心待ちにするような。
…いや、何もいらなくないなんてこたぁないな…←負け犬

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三島由紀夫 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

実は僕が最初に読んだ三島小説がこれなんですよ。なんでこれにしたかは覚えていませんが。

>いつの段階から「婚約」になるの?
僕の場合、「結納」をやったから、その段階からと考えているよ。他の人は知らないけどね。

>絶対手は出さないぞ!とお互い決めてる
まるで若かりし頃の僕だー!

>ミシマの本はぎゅんとエンターテイメントになるなぁ
そうなんだよ。あの最強キャラの婆さんのおかげで、この作品の価値は落ちたと思ったね。
あくまでこれは、娯楽小説だ。

>いやぁかわいいなぁ…
そうかい?大学生の恋愛なんてそんなもんだろ。
うたさんもね、毒の効いた文章ばっかり書いてないで、少しは「乙女」になりなさい!

デミアン | 2005/12/16 9:11 AM
さすが東北。
結納かぁ。最近言葉として耳にしないなぁ…

>まるで若かりし頃の僕だー!

ハイハイ

確かにあの婆さんのシーンは妙に浮いてたね。
いらない気もするけど、まぁ世の中には
理解不能な人が突然現れることもあるから…。
郁雄くんを誘った女の人の部屋の描写が妙に気になった…。どんな配置なのか気になる書き方だ。

>そうかい?大学生の恋愛なんてそんなもんだろ。

そんなわけないじゃん…笑
まぁ今から思えばかわいらしいけど
この二人ほど清潔なかわいらしさではない。
いや、わたしではなくて。笑

>うたさんもね、毒の効いた文章ばっかり書いてないで、少しは「乙女」になりなさい!

一人で「乙女」になっても仕方なか。

うたぎく | 2005/12/16 10:53 PM
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