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夏目漱石:明暗

明暗明暗
夏目 漱石

新潮社 1987-06

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晩年の漱石は人間のエゴイズムを扱った作品を多く書いた。彼はこれを克服しようとする境地を“則天去私”と名づけているが、『明暗』はその実践といわれる。虚栄心の強いエゴイストの津田、お延の夫婦生活を通し、その暗さから明るさへの転換を描こうとして絶筆となった。漱石の思想的到達点を示す作品。


エゴイズム=自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考や行動の様式。利己主義。
ふぅ。
ちょっとしんどかったです。読むの。

出てくる人間の、なんで出てくるのか、その必然がわからなかった…。
とりあえず、みんなお延のことが嫌いみたいんだけど
なんで嫌われてるのかがよくわかんなかった…。
派手好き、と書かれているけれど…まぁ津田とお延の夫婦がそれでよけりゃ
別にいいような気がするのに…。
みんな自分の主張を自分勝手に言うんだよなぁ。
これがエゴイズムか。
吉川夫人とか、ちょっといじめてやろう、とかそんなくらいで
好き勝手なこと計画しだすし、
嫁として教育がなってないんだから、わたくしがしてあげます、なんて
超迷惑な存在…って今でもいるか。そういう人。

そうして、他人の思いつくままの発言に振り回される、津田。
津田はええ格好しいだ。
だからちょっとした嘘をつく。
本当のこと言っても良かったはずの場面でも、
自分の体面が少しでも崩れそうだったら、そんな危機を察して嘘をつく。
確かに、関係を円滑にするために、ちょっとの嘘は時には必要だ。
だけど、真摯に向かい合ってよいはずの相手への嘘は
裏切りに近いのかもしれない。

読んでいるうちにふと思ったのだが
これ、「葬送」に似てるなぁ。
なんかもう出てくる登場人物の全ての行動やら考え方やらが
いらんやろ、というくらい出てくるところが。笑
平野啓一郎は「葬送」で
「19世紀の小説手法を試した」と書いてた。
まぁ、「明暗」は20世紀初頭でもあるし、
同時代の作家の書いている本とは、またテイストが違うんだけど
関係あるのかなぁ…。
あの「神の立場の語り手」のような小説ってちょっと読みにく…笑

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この記事に対するコメント

うたぎく様、今晩はm(_._)m
先日、新聞に漱石の孫さんの特集が組まれていて、漱石かぁ〜、夢十夜しか思い浮かばない(汗)、と思ったところでした。
ようやく大学も終わり、何の本を読もうかとわくわくしています。でも、燃え尽き症候群になり気味で、少し脱力していたり・・・。
今は「今月買ってしまったものー」の「ラクして得する〜」がちょっと気になります(^-^;
komomo | 2006/02/27 9:33 PM
わたしも、「こころ」くらいしか読んだ記憶がない・・(滝汗
「吾輩は猫である」も途中で挫折したんだよなぁ。

「ラクして得する〜」は待っててね…げふ。
あ、でもあんまりタイトルから期待する内容ではな(略

>ようやく大学も終わり

げふ。←吐血。

うたぎく | 2006/02/27 10:32 PM
うたぎく様、今晩はm(_._)m

>げふ。←吐血。
なぜに吐血???

仕事は辞められなかったので、通信教育学部の方に編入して、どうにかこうにか卒業をむかえるところでした。通信では平均年齢が高いので、こんな私でも「ワカモノ」と言われる、少し居心地の良いところでした。皆、キャリアも抜群に持っていらっしゃるので、学ぶ事は学生の頃の何倍もあった気がしています。
すみません、長々書いてしまってm(_._)m

それにしても、財形額の底がすぐソコへ。。
そして気付けば、旅行とかオシャレに投資すべき年頃の底もすぐソコへ(?)
komomo | 2006/02/28 7:20 PM
komomoちゃん

いや、私と同じ年くらいやと思ってたので
「えええっ!大学生!?」と動揺して吐血。笑

そっか、働きながら学校行ってたのね…。
すごい!何学んでたのん?
わ、私は通信教育の教材が箱の中に…げふ。

>そして気付けば、旅行とかオシャレに投資すべき年頃の底もすぐソコへ(?)

そうなの!!←首がちぎれんばかりにうなづく。
花の命は短いのう…。どくだみでも…
うたぎく | 2006/02/28 11:40 PM
うたぎく様、今晩はm(_._)m
連日お邪魔してしまっています・・・。

私はもとは工学部を出ていて仕事で実験系をしているのですが、職場が医療系になってしまったので、病院をウロウロする上で、色んな患者さんと遭遇したりする中で、実験さえしてりゃ良い、データさえ取っていれば良いとは行かないだろうと思って、医療系の勉強が出来ればな〜と探して、結局、社会福祉学科で精神保健福祉士なんて分野を勉強していました。動機は何か勉強して、考え方や見方、自分のとるべき行動の引き出しを増やして度胸をつけねば、というものでした。なので、折角勉強したのだから、精神保健福祉士になろう!という志もなく、仕事は今のままでいたい・・・という、ハタから見ると「折角の休みを何やってんだか」という日々を送っていました。
歳をばらせば今年の誕生日が来たら28でございます。。。うたぎく様よりぐんと年上だったりして(笑)
今日は丸善で「ハルカ、エイティ」を購入して来ました。久し振りの読書に、とりあえず珈琲とちっこいクッキーとクッションはここで・・・と、現在浮かれすぎています。
komomo | 2006/03/01 7:01 PM
komomoちゃん

安心しろ、同い年だ。笑

ほー、すごいなぁ。

>動機は何か勉強して、考え方や見方、自分のとるべき行動の引き出しを増やして度胸をつけねば、というものでした。

これ、すごいわかるわぁ。
ま、わたしの場合はやりとげることができずに
半端に知識がたまっていくとこが難なんだけど。(ノД`)・゚・
編入ってことは2年間はやってたんだよね?
すごいよー。仕事と両立できるんだなぁ。

とにかくお疲れ様★
うたぎく | 2006/03/01 11:05 PM
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