地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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宮脇俊三:時刻表2万キロ

時刻表2万キロ時刻表2万キロ
宮脇 俊三

角川書店 1984-11

おすすめ平均

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はじめからそんなつもりがあったわけではなかった。だが、ある時期からは、はっきりとそれを志した。そしてそのときから、滑稽な、あるいは快楽的な、悪戦苦闘がはじまった―。国鉄全線2万余キロ完乗という<偉業>達成までを記した稀代の傑作、角川文庫版で新登場!

「完乗」って一発で変換できんかったよ・・・_| ̄|○
とにかく電車が好きで。
電車に乗って旅行することが好きで。
気がついたら、国内のほとんどの路線に乗っていた。
でも、何本かは乗り損ねていた。
乗り損ねていたのは、決してその近辺に行かなかったわけではなく、
接続やら、行き先やらの関係で、近くまで行きつつも
乗る機会のなかった路線・・・。

いや、行くやろ。

日ごろ「白地図を塗りつぶしたい!」とか叫んでいるわたしには
その気持ちは大変よくわかります。

でも。

その線に乗るためだけには行かねえよ。普通。笑

乗り損ねてる線だから
当然、その線にこれといった場所があるわけでもなく。
そして大型な路線じゃないから
一日に2本とかしか走ってなかったり
もし走ったとしても、3駅くらいの距離しかなかったり。
そのためだけに、北海道から九州まで
暇を見つけては乗りつぶしていく。

そして、リストを消しながら、ひとり部屋でニマニマする。
未乗のキロ数が減っていく。
カウントダウンが近づく。

もうねー、ほんまにしょーもない線なんやわ。
普通の線路から、ひょろっともやしのひげのように出た路線。
多分、今となってはほとんどが廃線になってるんちゃうか?という線。
だから、その線の情景よりも
その線にたどり着くまでの、行動のほうが面白かったりする。
たかだか数分の乗車のために、夜行寝台に乗っていく人・・・。
(未乗区間はやっぱり北海道や九州に多い)

そしてちょっとのあき時間を見つければ、
タクシーに乗って、近辺の観光地もさくりと観光する。
これが、オトナな旅行だなぁと思う。
お金は多少かかるけど、まー、宮脇さんは売れっ子編集者だったらしいし
時間を大切にしつつ、
鉄道だけに終らない、ちゃんと町を見て歩くという部分。

JRといえば、山陽新幹線と東海道新幹線と
京都線と神戸線と阪和線と奈良線と湖西線と日豊本線しか知らない(笑
わたしにとっては、遠くの国(?)の電車の路線の名前は郷愁をそそる。
そうそう、札幌から小樽まで乗ったなぁ、とかさぁ・・・。
がー、北海道行きたいよう。電車かわいいんだ。
ものすごく雪が積もっても走る、列車。

そうやって、列車に乗り続けて、
やがて、全線完乗の日がやってくる。
その日を淡々と迎え入れて、
それから、しばらく列車に乗らなくなる。
毎日、庭いじりをする日々。
大好きだった時刻表を読むこともない。
虚無感というのも違うのだけど、
時刻表を読む、目的が見当たらなくなった。

そうやってさみしいかんじがしながら、本は一旦終る。

とはいえ、おまけの文章でウキウキと開通したばかりの路線に乗ってるので
やっぱり好きな人は何があっても好きなんやな、と思ったよ。


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作家別「ま」行 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

うたぎくさま

初めまして、万葉の君と申します。
ネットサーフィンであなた様のブログにたどり着きました。

・・・おもしろい!

感想文の域を越えた鋭い斬りっぷりに、心が躍っております。
これからも遊びに来させてくださいまし。
万葉の君 | 2006/05/17 9:20 AM
万葉の君サマ

初めましてー。コメントありがとうございます。
万葉の君なんて典雅なお名前の方に
お褒め頂いて光栄です(照照

かなり内容が偏っておりますが
また遊びに来て&コメントよろしくお願いします♪

うたぎく | 2006/05/17 9:44 PM
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