地味な女子の読書とか映画とか。

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東野圭吾:どちらかが彼女を殺した

どちらかが彼女を殺したどちらかが彼女を殺した
東野 圭吾

講談社 1999-05

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最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

結局どっちなんですか。
東京で地味なOL生活を送る女。
ある日、出会った若い男と恋に落ちる。
久々の恋をして浮かれる女。恋人を親友に紹介する。
親友は自分とは正反対の美人ではつらつとした女。
やがて、恋人は自分に別れを告げにやってくる。
恋人は自分の親友と恋に落ちたのだ。
落ち込んだ女は、愛知にいる兄に電話をする。
「わたしなんて生きていないほうがいいのかな・・・」
意味深なセリフを残して切れた電話。
胸騒ぎがした兄は、すぐに上京し、妹の部屋のドアをノックする・・・

そこにあったのは妹の死体。
警官でもある兄はとっさに思う。
「これは自殺じゃない・・・!殺されたんだ!」
そして、その犯人を自分の手で捕まえようと思った。
だから、証拠となるいくつかを意図的に隠した上で警察を呼んだ・・・

最初はとにかく、彼女とかかわりのあった人間を上げるだけで
時間がかかることが当たり前だけど新鮮に思った。
そうだよなぁ。交友関係って実は家族が一番知らないのかも。
家族から離れて一人暮らししてたら特に。
お兄さんは、妹に恋人がいたことももちろん知らなかった。
友人自体もそんなにいないのかもしれない。
会社の人間のプライベートなんて知らないしなぁ。

ようやく彼がたどり着いたのは
元恋人と親友の二人。

兄と、刑事の心理戦。
どっちもが犯人を追いながら、共闘することはない。
二人は互いにそれとなく情報をちらつかせながら
接近していく。
だけど、兄はあくまでもかたくなだ。
刑事に任せることはしない。
・・・なんでそんなに頑ななんだろうか。
お兄ちゃん、意地になってるように見えるよ・・・。
妹の復讐とかそういうかんじではもはやないような。

で、最後は答えがない!!ぎゃー!腹が立つ!
という衝撃のラスト。笑
容疑者は元恋人と、親友。
最初は親友のように読ませて、その後恋人のように見せて
で、結局どっちよ・・・と混乱。
兄は二人を追い詰め、その追い詰めっぷりは犯罪ギリギリで
そこに刑事が飛び込んでくる。
兄の知らない最後の切り札を握って。
その切り札はどちらを示すのか・・・!?
袋とじにヒントがあるらしいんだけど、読んでもわかんねえし。
どっちなのよ!!

ーーーなーんてーーー
どうでもいいんだよねぇ。どっちでもさぁ。
警察的には手を下したほうが犯人なんだろうけど、
こいつら二人(親友&元恋人)とも最低だからどっちでもいいよ。
妹を傷つけたことには変わりないんだからさぁ。
二人してお互い思いやって涙して楽しいかい?と醒めた気分でございました。
もうさぁ、殺された妹がかわいそうでかわいそうで。
そりゃ悪魔に魂も売っちゃうよ。それに自分で気がついて、自分で自分を傷つけて
自殺しようとしてたんだよ。
それを殺しておいて、お互いかばいあって泣く(しかも妹の部屋でな!)。
うわーーダメ!こういうの!むかついちゃって!!
(↑こういうこと書くと、もしわたしが道を踏み外した場合
ニュースとかで引用されたりすんのかしらね。
最近、あの外資系夫殺人事件のニュースに夢中で・・・)

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この記事に対するコメント

他の方が書いている(他サイト等)通り佃純一と言いたいですが、佃さんが犯人だと納得できない点があります、兄が自殺偽装する前は明らかに他殺現場です犯人は他殺と判定をして欲しかったのだと言う点です。

なので犯人は佳代子の方だと思いますよ。
最近呼んだので今更になりますが。

両方とも右で破れていた=純一では無く。
両方とも右で破れていたから=佳代子なんです。

袋の破れ方のみではなく容疑者二人と被害者との関係(純一は日が浅いが佳代子は高校から一緒)や、あまり深くは書いていないですが動機に関して考えれば解ります(純一は二人の仲を引き裂かれなければ問題はないが佳代子は過去の汚点を知られているのが怖かった)。

佳代子は純一が去った後、純一に罪を着せるよう仕向けたのです。
後に出た佳代子が流し台にグラスを置いたままにしていたり(康正が隠さなければ自殺では無く警察は他殺扱いにしたと思います)絆創膏を使ったのもおそらく純一に容疑をかぶせる為です。

それらを踏まえて左利きの佳代子が右で袋を破る=佳代子が純一に容疑をかぶせるになると思います。

佳代子は袋を破る際に気付いたのです、純一は園子が左利きと知らないという事に(純一の袋が目の前にあるのだから)。
佳代子は高校時代にラケットの握り方等で知っていたと思います。
後で警察に偽造した犯人に関して調査された際に自身は園子が左利きと言うのを知っていた偽装するなら左で破ると言い逃れする為。

両方とも右で破れていた=純一では説明がつかない他のサイトをみてもだから・・・と具体的には記載が無く決め手に欠けます。

なので、この小説は破りかたがきっかけではあるが、答えでは無い。
破り方のみだけで考えていると答えにはたどり付けない。
その後にだからどうなんだと仮説をたてなければ答えにはいけないと思います。
co | 2010/07/16 5:35 PM
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