地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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花村萬月:自由に至る旅

自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ
花村 萬月

集英社 2001-06

おすすめ平均

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不自由な日常から、自由な世界へ。オートバイを愛し、野宿旅を続けている人気作家が、その思想と実践について語る。北海道から九州までのお薦めのポイント、野宿や運転技術の具体的なノウハウなど、役立つ情報も満載。さらに、著者自身のユニークなエピソードも交えつつ、自然の呼吸を皮膚で感じる素晴らしさ、速度の持つ超越的な力など、自由な旅に出ることの本質を論じていく。カラー口絵4ページをはじめ、著者秘蔵のツーリング写真も掲載。

男の子ってええなぁあああっ!(続く)

順番的に言えば、この本を初めて読んだのは5年くらい前でござる。
そのくらいの時期に萬月さんにはまってたから。
で、「たびを」を読んだのは去年の11月(このタイムラグ)。
同時期に書かれている本なので、時にシンクロする。
たびを」を読んだあと、また読み直したんだよねぇ。
たびを」に出てくる人間のモデルのような人も時に登場するから。

たびを」はあくまでも小説であり、持ち運びにふさわしくな形状をしていますが
こちらは新書であり、リュックにぽんと放り込んでバイクにまたがる人向き。
最初の方に、延々と車に乗るということは環境にも悪く
人を殺す可能性がある云々というくだりが多少うっとおしくもあるけれど
そこが終われば、すぐにツーリングに旅立てる。

萬月さんのスタイルはただただ速さと距離を稼ぐ。
東北地方まで東京から日帰りで行ってしまうような。
そして疲れ果てた体はどこにでも横たえれる。
人気のない田舎のバス停のベンチの上。
道路の脇の茂み。
砂浜。
もちろん、場所さえあればテントも張る。
けど、女の子には出来ませんからね。道端で転がって爆睡とか。

彼は、そういったマイナスのすべてを愉しみに変えることを知っているわけです。楽なこと、イコール愉しいことではないということを知っている人間と喋ることは、実に愉しいことなのです



たびを」にも出てくるが、疲れたからだを癒すのは
ティーパックの紅茶にハチミツを目一杯落としたもの。
北海道でテントを張るときにはキタキツネに気をつけなければいけないこと。
北海道に上陸したらまずすることはスーパーに駆け込むこと。
攻めがいのある道。お気に入りの景色。

時間割ではなくて、暗くなったら否応なしに寝るしかないという状態に自分をおいてみることです。


そうやって旅を続けているとどんどんシンプルになっていく。
食事ひとつとっても、一番ラクな方法、お金がかからない方法がある。
(ご飯はホカ弁で買うんだそうな。そこにスーパー等で仕入れたおかずつけたり?)
キャンプって言ったら焚き火だよ!なんていう初心者(?)を
そんな毎日焚き火なんかやってられるかよ!つーか焚き火なんて危ねえよ!と
あっさり言ってのける。

石段を自分で登ったときの空気や疲労や汗や肌の感覚や匂いはあなただけのものなのです


わたしはバイクは原付だけなので、詳しいことはわかんないけど
バイク好きや、ツーリング好き。
メカ好きなんかにはたまらない内容なのかもしれない。
萬月さんが自分で「俺はエンジンおたくだ」と言っている通り
加速がどうとか、カーブの攻め方とか書かれてる部分は
多分マニアには「おー、そうそう」なんて思うのかもね。

じつは教育の呪いから逃げるためにも、あなたは無計画に飛び出してしまうことが必要なのです。時間割のない日々を送ることが、あなたには不可欠なのです


バイクじゃなくたって、バックパッカーでも
自転車でも、車でも、自分の力で進んでいく、時間のある旅が好きな人は
この本はおもしろいと思うよ。
力の入れ方、力の抜き方。記憶の残し方。
二進法の犬」で、思い出は体を使って刻み込む・・・のような記述があるけど
まさにそんなかんじ。
がしがしと旅に出たくなるよう。春だものー

花村萬月 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

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