地味な女子の読書とか映画とか。

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いとうせいこう・みうらじゅん:見仏記

見仏記 (角川文庫)見仏記 (角川文庫)
いとう せいこう

角川書店 1997-06

おすすめ平均

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内容(「BOOK」データベースより)
小学生時代から、詳細なスクラップブックを作ってしまうほど、仏像に魅せられてしまったみうらじゅんが、仏友・いとうせいこうを巻き込んで、二人の“見仏”珍道中が始まった!セクシーな如意輪観音に心を奪われ、千手観音のパフォーマンスに驚愕し、十八神将像の逆立った髪型を考察する。さらに、みやげ物にまで、目配りを怠らないという、充実ぶり。抱腹絶倒の見仏珍道中記、待望の文庫化。


なんだろう、このむずがゆさ。
臨済宗のお寺の側で幼少期を送り、寺の境内で毎日遊び、
お寺に囲まれた地で20代を過ごし、中国に流れ着いても相変わらず近所に寺が。
という寺まみれの人生を歩んできましたわたくし。

若い男子に
「週末どこ行ってたんですか?」と聞かれれば
「寺」と男らしく答えるわたくし。

そんなわたくしですが、あまりこういう本を手に取ったことがなかったのでした。
「見仏記」なんて、みんな知ってるタイトル。
みうらじゅんのすごいところは、まったくそれに興味がない人にとっても
彼が作った単語がしみこんでしまうところでしょう。
わたしが言うまでもなく。「マイブーム」とかね。

ただわたしはどうも「みうらじゅん」という人が苦手で
どこが苦手かって、うまく口では言い表せないのだけども。
なんなんだろう、80年代サブカル感かなぁ。
というわけで、生まれてこのかた手にとったことがなかったのでした。

でも、ほら。春樹も読めたことだし!
ちょっと最近、より宗教志向(変な意味ではない)だし!!

とはいえ、これ、文を書いてるのはみうらじゅんではなく
いとうせいこうなのでありました。
ところで、いとうせいこう氏も名前は良く聞くけど何者かはイマイチわからぬまま。

・・・なんかむずがゆい。
と読みながら思ったの。

読む前にこの本に対して何を期待したのかは忘れたけども
この落ち着かないかんじはなんなんだろう。

みうらじゅんは、子供の頃から仏像に惚れて、見仏しまくっているため
彼オリジナルの見方、考え方、表現の仕方がある。
それをいとうせいこうが文章で表すのだけど、それがなんだかむずがゆい。
文章を書く人と、絵を描く人との違いなのか
頭の中でいろんな想像を文章で組み立てようとする横で
あまりにも自由に振舞うみうらじゅんとのコントラスト、
仏像を賛美してんのか、みうらじゅんを賛美(?)してるのか
たまにわからなくなって、息苦しくなる。

もちろん、そんなことはさておいて
仏像の鑑賞方法や、時代や現象をを現代化、擬人化してみる方法や、
唐と日本の中継地点である九州と、畿内、そしてそこから東北に伝わっていく中での
仏像の変化、その周囲の態度を想像すること
寺を巡って仏を鑑賞するスタイルは元々は外国人がやり始めたことなど
とても興味深かったことは多いのです。
あぁ、この人はこれをこういう見方するんだなぁと。
そう思いたいところだが、何せ写真もないわけで、
もちろん過去に行ったことのある寺は多いけど
写真撮れないとこもあるしねぇ・・・。見に行きたいけどねぇ。

小学校時代から仏像が好き好きででスクラップ帳を作り
坊さんの書いた本を読み、仏教系の中学に進むみうらじゅんのこだりようは
すごい、としか言いようがない。
まぁかといって、仏教の研究者になるわけでもなく、あくまでも趣味で。
趣味が金になっていいなぁーという気持ちがわたしに多少あるわけで。笑

この本の中では客観的な資料は何一つない。
寺の概要も住所も写真もない。
(連載中は載ってたのかもしれん)
ただ、いとうせいこうの書いた文章から想像するしかない。
(興味があれば自分で調べろということか)
だから、彼の文章と、たまに挟まれたみうらじゅんのイラストで
想像を組み立てるしかないのだけど。
というか、わたしの中では「ああああと少し!」ってところで
いきなりカメラのアングルが切り替わっちゃって
ふぁんしーな空気になってしまうところがついていけないのか。

そういえば、
文中でみうらじゅんが
「仏像も修復すればいいのに。わびさびつける必要はないのに」
という趣旨のことを言ってたのだけど
中国の寺にある仏像は修復・・というか、
ぴっかぴかで、体中ペンキ塗りたてのようである。
そうなると、博物館に安置されてる石色の仏像が美しく見えたりする。
これも日本人の「わびさび好き」のDNAがなせるわざなのか・・・

掲載されたお寺は下記のとおり。

<奈良>
■興福寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%88%E7%A6%8F%E5%AF%BA
 http://www.kohfukuji.com/

■東大寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BA
 http://www.todaiji.or.jp/

■法隆寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E9%9A%86%E5%AF%BA
 http://www.horyuji.or.jp/

■中宮寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AE%AE%E5%AF%BA
 http://www.horyuji.or.jp/chuguji.htm

■法輪寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E8%BC%AA%E5%AF%BA_(%E6%96%91%E9%B3%A9%E7%94%BA)
 http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/index.html

■法起寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E8%B5%B7%E5%AF%BA
 http://www.horyuji.or.jp/hokiji.htm

■松尾寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E5%AF%BA_%28%E5%A4%A7%E5%92%8C%E9%83%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82%29
 

■新薬師寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA
 http://www.k5.dion.ne.jp/~shinyaku/index.html

■五劫院
 
■東大寺戒壇院
 
■浄瑠璃寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%84%E7%91%A0%E7%92%83%E5%AF%BA
 
■室生寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A4%E7%94%9F%E5%AF%BA
 http://www.murouji.or.jp/

■当麻寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%93%E9%BA%BB%E5%AF%BA
 http://www.taimadera.org/

■聖林寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9E%97%E5%AF%BA
 http://www.shorinji-temple.jp/

■薬師寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA
 http://www.nara-yakushiji.com/
 

■唐招提寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E6%8B%9B%E6%8F%90%E5%AF%BA
 http://www.toshodaiji.jp/

■西大寺
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%AF%BA_(%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82)
 http://www.naranet.co.jp/saidaiji/

<京都>

■六波羅密寺
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%B3%A2%E7%BE%85%E8%9C%9C%E5%AF%BA
http://www.rokuhara.or.jp/

■三十三間堂
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E9%96%93%E5%A0%82
http://www.sanjusangendo.jp/

■東寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%AF%BA
http://www.touji-ennichi.com/info/tohji_j.htm

■神護寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%AD%B7%E5%AF%BA
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kosho/

■清涼寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E6%B6%BC%E5%AF%BA


■広隆寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E9%9A%86%E5%AF%BA

■大報恩寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A0%B1%E6%81%A9%E5%AF%BA

■泉湧寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%89%E6%B9%A7%E5%AF%BA
http://www.mitera.org/

■平等院鳳凰堂
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%AD%89%E9%99%A2%E9%B3%B3%E5%87%B0%E5%A0%82
http://www.byodoin.or.jp/

<東北>
■慈恩寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%88%E6%81%A9%E5%AF%BA_(%E5%AF%92%E6%B2%B3%E6%B1%9F%E5%B8%82)


■立石寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E7%9F%B3%E5%AF%BA
http://yamagata6.blog118.fc2.com/blog-entry-53.html

■毛越寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%B6%8A%E5%AF%BA
http://www.motsuji.or.jp/


■中尊寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B0%8A%E5%AF%BA
http://www.chusonji.or.jp/

■黒石寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%87%E6%B0%91%E7%A5%AD
(蘇民祭のHP)

<九州>

■東長寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%95%B7%E5%AF%BA

■大宰府
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AE%B0%E5%BA%9C

■観世音寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E4%B8%96%E9%9F%B3%E5%AF%BA

■天満宮
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%BA%80%E5%AE%AE

■大興善寺

■龍岩寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E5%B2%A9%E5%AF%BA_(%E5%AE%87%E4%BD%90%E5%B8%82)

■真木大堂
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E6%9C%A8%E5%A4%A7%E5%A0%82

■富貴寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E8%B2%B4%E5%AF%BA

■神宮寺
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