地味な女子の読書とか映画とか。

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「死ぬまでにしたい10のこと」

死ぬまでにしたい10のこと死ぬまでにしたい10のこと
イザベル・コヘット

松竹ホームビデオ 2008-06-27


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内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバルが製作総指揮を務める感動ドラマ。若干23歳にして余命2ヵ月と宣告されたアンは、そのことを誰にも話さず生きることを決意する。彼女は“死ぬまでにしたいこと”リストを作り、死ぬための準備を始める。

何する?
夫と幼い娘2人と4人で、トレーラーハウスで暮らすアン。
毎晩、大学の清掃の仕事をしながら子供を育てている。
経済的には余裕はないけれど、ささやかな生活。
しかし、体の不調を覚えたアンは病院で、余命2ヵ月のガンと宣告される。

余命2か月。その間に何をするか。
悲しみに浸る間もないまま、深夜のコーヒーショップで手帳に書き出すアン。
夫以外の人と恋をする
娘たちが20歳になるまで、毎年の誕生日にメッセージを送る。
とるにたらないことから、ちょっとした冒険まで。

17歳でできちゃった結婚をして、子育てと仕事に追われ
23歳で余命2か月と言われて、ふと立ち止まってしまう。
「こんな孤独は生れて初めて」と彼女はつぶやく。
そして、それから毎日を、「したいことのため」に生きる。

2か月なんてあっという間だ。
わたしのようにぼーっと生きてたら、あっという間に過ぎる。
そして、病院でガンと診断されてからあっという間に命を落とす人がたくさんいる。

彼女の旦那が、おっとりとしていていいなぁと思う。
「また失業しちゃった」とにこにこと報告し
「仕事が見つかったよ」とにこにこと報告をする。
まるで子供のように、子供の面倒もよく見る。

そして彼女の浮気相手になる男の人がまたいい男だなぁと思う。
もちろん旦那さんもやさしくていい人なんだけど
それとはまた違うタイプで。
コインランドリーの出会いといい、分厚いペーパバッグといい
あの部屋(がらんとした部屋に本があちこちに積んであるだけ)といい、小説のよう!
いいなぁ!あの部屋に住みたい!

気になるのが彼女たちの意外なまでの貧しさ。
この映画の舞台はバンクーバー。
実家の庭にあるトレーラーハウスに住み、旦那さまは日雇いの労働者。
仕事が決まった、今度はプールを作る仕事だよ、ってニコニコしてるけど
プールできたら、その後は?と尋ねてしまいそう。
笑顔のやさしい旦那さんだから、それが心配。
彼女も深夜、病院の掃除の仕事をしているけど、
日本だとなんとなく清掃の仕事はパートさんだったり
高齢者なイメージがあるから、あんな若い女の子たちが清掃の仕事をしていることに驚く。
子供二人もいるけど、いろいろ大丈夫?とか。

カナダに行ったときに気がついたのだけど、
多くの人の仕事がパートタイムだ。
結婚している人はわからないけれど、
若い人は、多くの仕事をかけもちしている。
日本の場合、正社員という雇用形態が確固として存在してるけど。
そして住む家は友人とシェア…みたいな。
だから、平日の昼間のビーチにも大の大人が大勢いる。
もちろん、それが直接カナダの経済状況に結びつくかはわからないけれど。

ただ、カナダは場所によっては医療費が大概の場合無料だと聞いてるので
彼女の場合も、通院でお金がかかるから病院に行かない、というような悲劇からは
救われてるんだろうなぁ、きっと。

病院の先生がとても良い先生だ。
彼女が一人車の中で吹き込んだバースデーメッセージ入りのカセットテープ
これから毎年、子どもたちに渡す役目を引き受けてくれる。
そして、通院を拒むアンを静かに諭す。
このお医者さん、静かにいい人だ。
そして、このお医者さんの小さな気持ちをきちんと受け止めることができる彼女も
いい子に育ったんだなぁと思う。

最後、彼女はベッドの上で、彼女が死んだあとのことを想像する。
隣の家に越してきた看護婦のアンが、娘たちの母親になってくれますように
お母さんが、ちょっとおしゃれをして、バーで素敵な出会いを見つけられますように
恋に落ちた男の子には、悲しまないで、そしてあの部屋について。
それが希望なのか、やがて、そういうように変わっていったのかはわからないけれど。

彼女が死ぬまで病名をかくしたことによって
闘病シーンがあるわけでもなく
死ぬシーンがあるわけでもなく
家族の悲嘆があるわけでもなく
ただ、毎日は当たり前のように過ぎていく。
そして2ヶ月後の毎日の同じような景色の中、彼女は不在になる。
そんなところどころ突き放したようなクールな描き方が、
必要以上に涙を誘わなくていいなぁと思った。

しかし、わたしだったらどうするかなぁ。
「恋をする」とか決めても恋には落ちないだろうし…相変わらずのまんまかな…(遠い目
ヒマにまかせて映画鑑賞(欧米) | permalink | comments(0) | trackbacks(2)

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