地味な女子の読書とか映画とか。

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リリィ・シュシュのすべて

JUGEMテーマ:映画

リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]
岩井俊二

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ある地方都市、中学2年生の雄一(市原隼人)は、かつての親友だった星野(忍成修吾)やその仲間たちからイジメを受けるようになる。そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ・シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上でひとりの人物と心を通わしていくが…。
岩井俊二監督が、インターネットのインタラクティヴ・ノベルとしてスタートさせた企画を発展させて成立させた異色の青春映画。美しい田園風景の中、イジメや援助交際などなど現代の少年少女たちにまつわるさまざまなダークな問題を、これまでにないほど身近なものとして織り込みつつ、彼らのリアルな心の声を繊細に描き上げていく。そして、それでも「どんな子どもでも、光る時間を過ごすのだ」といった岩井監督のメッセージが痛切に伝わり、胸をしめつける必見の秀作である。(的田也寸志)


ええええっ!!中学生???

これって中学生が主役なんだけど、
最初のころ、ずっと、高校生かと思ってた。なんとなく。
だって、中学生って部活終わりに後輩にらーめんおごってあげたりするか?
東京までライブ見に行ったりするか?
子供だけで西表島に旅行に行ったりするか?
ま、わたしの中学生なんて遠い昔の出来事なので
ひょっとしたら今の子は違うのかもしれないけど。

イジメ、レイプ、万引き、援助交際、インターネット。
もろに90年代の青少年wを代表するものをちりばめながら
でも舞台は田舎の町で。
その田舎の町は田舎育ちのわたしにとって既視感がある。
大人にはまだちょっと遠くて
でも子供のままではいられなくて。
入学当初は、新しい制服、部活という新しい活動、他の小学校から来た友人、
そんなものがまぶしくて、それに慣れようとして、一生懸命だ。

主人公の男の子はたぶん、すごく幼いんだろう。
その周りの男の子たちも。
で、女の子たちだけが一足先に大人になる。
イジメっ子の女の子たちも、レイプされた女の子も、援助交際させられた子も。
強くなろうとして、強いフリをして。
そんな女の子たちの周りで男の子たちは右往左往しているようにも見える。
なんで助けてあげられないの。
だって、どうしたらいいかわからないんだもの。

周りを取り巻く環境も、変わったり、大人になっていく中で気づき始めたことが
泣いたり、万引きしたり、人をいじめてみたり。
その焦燥感と苛立ちは何をしたって収まらない。

担任の女の先生のとんちんかんなかんじがまた、
苛立ちに拍車をかける。
だけど、先生だってよくわからないの。なんでこうなってるのか。

昔の中学生が深夜ラジオを聞いて大人になった気分になるように、
彼らはインターネットで語り合う。
自分の好きなことについて。リリィ・シュシュについて。
彼女のエーテル云々についての話は、わたしは正直言ってよくわからなくて
そういう存在がわたしにはいなかったし
それらを語りあう人がいるわけでもなかったし
CDショップの店員がふとしたときに「エーテル」というくらいの普遍性があるものが
どうもピンとこなかったのだけど。
だけど、たぶん、歌手じゃなくたって、なんだって良かったのかもしれない。
いつか、彼らが大人になって、また、ふとした瞬間にリリィ・シュシュの曲を聴く、
その瞬間の表情が見たくて仕方がない。
あの中学生の日々を。クラスメイトの顔を。好きだった女の子の顔を。死んでいった友人の顔を。あの空気を。あの言葉を。



ヒマにまかせて映画鑑賞(日本) | permalink | comments(2) | -

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この記事に対するコメント

初めまして!

男と女の違いから、この映画
を観るってのは斬新でいいですね。

リリイ・シュシュに代わる何かを何の
理屈も抜きにして信じ大切に出来るの
が若さなのかなぁと思ってみたり(笑)
ちぇこ | 2009/04/03 1:48 AM
■ちぇこさん

はじめまして!
コメントありがとうございます♪

リリィ・シュシュに代わる何か…
疲れた日常からほっと違う世界に行くという意味では、いつでもみんなリリィ・シュシュみたいなものを探してるのかもしれないですねー
うたぎく | 2009/04/03 5:58 PM
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