地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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「パフューム」

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18世紀、パリ。数十キロ先をも嗅ぎ分けられる、図抜けた嗅覚を持つ孤児グルヌイユは、パリきっての人気調香師となり、彼の香水が街を沸かせる。
しかし、彼の野望は “究極の香水 ”を作ること、ただひとつー。
時を同じくして、街では赤毛の処女が殺され全裸で発見される事件が続発していた・・・。
犯罪史上最も純粋な動機が、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末を導く、スペクタクル・サスペンス超大作!



JUGEMテーマ:映画


どんな匂いだったんだろう。
高校生のころ読もうと思って挫折したんだったなー、この本。

というわけで挫折した記憶しかないまま見始めたのですが
とにかく、最初の主人公が生まれるシーンが凄まじくて素晴らしい。
なんとなくヨーロッパってきれいで、文明開化してて…というイメージがあったけど
同じ18世紀ならむしろ日本のほうが清潔なんじゃないか、と思ったくらい。
薄暗い魚市場の路地。
魚や、魚を入れてた水が地面に散らばって、餌を求める動物が走りまわる。
人々が履くブーツもくたびれていて
女たちのドレスも薄汚れている。
魚を売っている女は突然産気づいて、そのまましゃがみこんで、ぽとんと赤ちゃんを産み落とす。
赤ちゃんが生まれおちたのは、その魚のにおいで汚れた道路。
赤ちゃんをそのまま捨てようとした彼女は人々に見つかり、処刑されてしまう。

その子供は、嗅覚を頼りに生活を始める。
何キロ先からでも匂いをかぎ分け、その匂いの正体をつかみとるため
彼の鼻はその物体により近づこうとする。
その姿はまるで、耳も目も使えない、ただ嗅覚だけを頼りに生きているようだ。

そして彼はやがてある匂いにたどりつく。
女の子の匂いだ。
彼はその匂いを手に入れようとするあまり、その少女を殺してしまう。
紅い髪の少女。
ただ、それだけでは足りなかった。
売れない調香師の元へ弟子入りし、彼のもとで香水作りを習う。
彼の作りだす香水は人々を魅了する。
だけど、まだ、足りない。あの少女の香り。
やがて彼は似たような紅い髪の女を探して、探して…

町はやがて「紅い髪の女連続殺人事件」の恐怖におびえだす。
やがて彼の姿が浮かび上がり、死刑台の壇上に上がる彼。
その瞬間、彼は、あの香水を振ったハンカチを…

18世紀フランスの、汚れた町並み。
外には汚物、散らかった建物の中。
画面はいつも暗くて、薄暗い闇の中に、紅い髪の女たちの白い肌が浮かび上がる。

女だけではない。
彼にかかわった人たちはどんどん死んでいく。
産み落とした母親、弟子入りした調香師etc
多くの人々の死を持って、作られた最後の香りによって
人々は再生のパラダイスへいざなわれる。

いや、あのほんと最後のほうの死刑の前のパラダイスシーンが
わたしはちょっとびっくりしてのけぞってしまったのですが
それをさておいても、いい映画だなぁと思いました。
匂いを見せてくれる。
もちろん、汚いものの匂いは、わたしたちにとって既知のものであるし
彼を夢中にさせた女たちの匂いはどんなものだったんだろう、と興味をそそられる。

ところで、この映画の日本語吹き替え、知り合いがかかわってるので
ぜひ日本語版も見てみたいんだなー。
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