地味な女子の読書とか映画とか。

現在、海外暮らしのため 不定期に更新しております。本が読みたい。
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「スラムドッグ$ミリオネア (贫民富翁)」

■公式 slumdog.gyao.jp

インド、ムンバイのスラム街で生まれ育った無学の少年ジャミールは、クイズ番組「クイズ$ミリオネア」で最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者のチャンスをつかむが、不正を疑われてしまい……。


JUGEMテーマ:映画



アカデミー賞授賞式、今年はじめて見たのだけど
いやー、おもしろかったです。
久し振りにあんなにショーアップされた、素敵なものを見させていただいた!
ということで、しばらくは81回アカデミー賞しばりで書いていきたいと思っております。
(ま、別のも書きますけどね。忘れないうちに)

それにしても、クイズ・ミリオネアってなんて世界規模。
ほんとここ数年、アメリカ系映画なんてすっかりご無沙汰だったのですが、
このアカデミー賞をきっかけに、けっこう見るようになったのです。
というか、まぁ、日本に居ないっつーのもあるし、
こっちで見るとなると、英語の音声を中国語の字幕で見る、というひどい状態になるからです。
でも、昔は英語を頼りに見てたのになぁ…。今は英語の字幕と中国語字幕だったら迷わず中国語選ぶんだよなぁ。

とにかくこの映画は、友人が「インドの映画ですごいのがあるんだ!」と言ってて
「へ?インド映画って、あのただひたすら踊って歌うやつ?」みたいに思ってたのですが
アカデミー賞見て、あ、これか?と思い、急ぎ見た次第。

いやー、面白かったですわ。

始まりの方は、なんで主人公らしき男の子が警察に(しかも警察に見えない)
あんなにリンチされてんのか、まーったくわからなくて
「最後の答えを知ってるんだろう」とか言われても、全く意味がわからなかったのですが
(なんて予備知識なしで見ているのか)
やがて、物語が主人公の子供時代になると、もう釘付け。

釘付けになったのは、やはりそこがインドだったからだろう。
色とりどりの世界、あふれるほどの人間、貧しい中でも、目だけはキラキラしている子供たち。
この子役が本当に素晴らしいの。かわいくって。しっかりしてて。

ストーリーは、無学の主人公が、クイズ・ミリオネアに出場して、見事最終問題までたどりつく。
しかし、無学ゆえに不正を疑われて、警察で取り調べを受けるのだけど
その際、警察はその彼が出場したミリオネアのビデオを見せる。
(最終問題だけは日を改めて収録しているっぽい)
で、この問題の答えをなぜ知っていたのか?この問題はどうして答えられたのか?
と、すべての問題について、主人公に話を聴く。

これが、見事に、彼の生きてきた半生に合致する問題だったのだ。
彼が警察の取り調べに応じるままに、彼の半生のストーリーが語られていく。

インドのスラム街で育った少年があこがれた映画スター。
母親を失った、イスラムテロ。
初めて手にした外国のお札に書かれている肖像画。
あの日、リビングのテレビに映し出されていたホッケーの試合…

その半生は壮絶だ。
母親を失った後はストリートチルドレンとなった兄弟。
やがて、そのストリートチルドレンたちを組織し、乞食としてお金を稼ごうとする
裏社会の人間に連れられる。
声がよくて歌がうまい少年たちは、目をつぶされて、乞食にさせられる。
そこから、なんとか逃げ出すも、最愛の少女を助けることはできなかった。
列車に無銭乗車して、行けるとこまで行き、やがてたどりついたタージマハル。
そこでインチキガイドをしたり、車上荒らしや、スリをして生計を立てる少年たち。
それでも主人公の心の中には、あの少女のことが忘れられなかった。
そしてようやく少女を探しだすのだが…

これでもか、これでもか、という不幸の連続。
そしてそれでも、たくましく生き延びていこうとする少年たち。
その姿は軽やかですらある。

ようやく探しだした少女も、何度となく助けようとしては、阻まれる。
最愛の兄にも裏切られ、その兄はマフィアに入ってしまい
逆に彼から彼女を遠ざけてしまう役割になる。

あー、もうほんとすごかった。目が離せなくなる。

で、ようやくミリオネアと主人公の関係も、
なぜ、彼が警察に連行されたのかも
最初のほう、全然わからなかった謎が
どんどんクリアになっていく。


そして、最終問題を収録する日。
奇跡はおこるのか?

彼の今まで生きてきた人生、それがすなわちミリオネアだ。
何も、無駄なんてない。
つらかった日々も、悲しかった日々も、悔しかった日々も、嬉しかった日々も
すべてが帰結する。

最後の最後は、インドの映画っぽくなってて
それはそれで、妙なんだけど、笑えました。

それにしても、ミリオネアですよ!
あれ、日本で始まったときも素人参加だったんだよね。
で、気がついたら芸能人ばっかになってた。
素人参加だから、夢がある。
みんな、億万長者を夢見て、クイズに挑戦するんだ。
そういう番組、日本ではもうなくなっちゃったのは
日本人が、もうそういうものを求めなくなったからなのかなぁ。
ヒマにまかせて映画鑑賞(欧米) | permalink | comments(4) | -

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この記事に対するコメント

面白そう!!
明日、見に行こうかなと思ったけれど日本ではまだやっていなかった。
ミリオネア、初めは素人参加だったんですか。
やはり素人ばかりが相手だと番組として盛り上げるのが難しいのではないでしょうか。
今、「恋のから騒ぎ」やってますけど、さんまさんは旨いなあと感心しますよ。
ところで、何で「民富翁」なのか、翁は年寄りという意味ではないのですか?
jun | 2009/03/21 11:47 PM
junさん

日本だと4月の公開予定ですね。
アカデミー賞のタイミングとリンクしてなくて、なんだか商機を逃してもったいない!って気がするんですけどねえ…。ま、本命がベンジャミンバトンだったってこともあるかもしれないですが。

ミリオネアは確か、最初は素人参加だったように思います。ミリオネアだけではなく、「ウルルン滞在記」も、昔は素人参加の番組だったような…(タイトルは違うかもしれません)
最近、ほんと素人参加番組がなくなっちゃって、なんだか、テレビ側と見る側の線をはっきり敷かれちゃったような気がします。
さんまさんは素人いじりがうまいと思うのですが、じゃあ、他の司会者達はそれができないのか…と思うと、ほんと日本のテレビには夢がなくなっちゃった気がしますね。
昔はウルトラクイズとかあったのに!そして出たかったぞウルトラクイズ!!

「貧民富翁」ですが、「貧」は、貧乏というよりもむしろ、「狙う、もくろむ、むさぼる」という意味が強いです。「翁」に関しては、単体だと老人ですが「富翁」になると、「富豪、お金持ち」になるので、老若は関係なくなるのかと。だから、意味としては「お金持ちになろう!お金落ちを狙う一般市民」的なかんじかも?またちょっと聞いときます。

う@しゃんはい | 2009/03/22 6:18 AM
NHKの中国語会話で見たのですが、上海都市計画展示館というのがあって、
2020年までの建設計画が未来構想模型として展示されていました。
ぎっしりとビルが建ち並んでいて、本当にこんな風になるなかなと驚きましたが、
どんなのもなのでしょうか。
jun | 2009/04/09 8:23 AM
■junさん

おお、その博物館の噂、聞いたことあります。まだ、行けてないんですけど…。学割利くうちに行かなきゃー

2020年までですか…。
でも、どうなんでしょ。10年前に作った橋が「なんか、邪魔になっちゃった」って理由で壊されちゃう国ですからねぇ…。計画通りに行くのかどうか。
ともあれ、2010年、来年の万博に向けて、急ピッチで工事は進んでいます。
あと何本か地下鉄もできるだろうし、大丈夫なのかしら…。
大通りに面している建物は一気に外壁のペンキを塗り、意味もなくイルミネーションが輝き始めていますよ。
まぁ、外面だけなんで、中身は相変わらずですが。笑

ともあれ、博物館、行ってみたらまた報告しますねー
うたぎく | 2009/04/10 10:25 PM
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