地味な女子の読書とか映画とか。

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宮尾登美子:天涯の花


天涯の花
宮尾 登美子



あたりを払って誇り高く咲くキレンゲショウマ。「私はこの花に会うため、お山さんに来たのではないか」珠子は心打たれた。吉野川沿いの養護施設で育った珠子は、十五歳で霊峰・剣山にある神社の神官の養女となる。清澄な自然を背景に、無垢な魂を持ち続ける少女の成長と恋を描き、新鮮な感動を呼ぶ長編。
(byアマゾン)
アマゾンには「無垢な少女の成長期」のようなことを書いてあったけど、
わたしにはそうと思えなかったなぁ。
無垢な割には、妙に現実っぽいっつーか。妙に頑固というか。我が強いっつーか。
孤児院の先生が気に入ってくれて、ぜひこのまま養女に…って話も
頑なに拒んでたし。先生たちの悲嘆もよそにさ。
無垢、というよりも、地味に波風立たないように我慢強く生きている
宮尾さんのほかの小説の女の人のようなのかな?と最初は思った。

でも、この小説はあんまり感情移入ができなかった。
少女に共感できなかったし、
宮尾作品を彩る、あのみっしりとした知識や感情が詰まってない気がした。
花の話も、神社の話も、なんとなく中途半端だ。

少女と恋に落ちる男はなかなか男前に描かれていたけれど
その妻が乗り込んできて、周りに当り散らすところなんて
ものすごくステレオタイプだ。「この泥棒猫」なんて言っちゃってさ。
そして半端なハッピーエンド。

「氷点」みたいだな、と思った。三浦綾子っぽい。この本。
この本の続編があったら、そこからが宮尾ワールドだと思う。
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